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虐待描写無し・俺設定 適当にちょこちょこと書いていたのですが、捨てるにはもったいなので纏めてみました。 完成度低い上に数値等は適当です。 設定を考える遊びの延長で作成された文章です。内容を他者に強要するものではありません。 俺設定満載、他の作者様の設定も参考にさせていただきました。 ゆっくり解体新書 0.はじめに 幻想郷に突如現れた謎の物体ゆっくりも、すでに幻想郷に広く浸透し受け入れられた様に思われる。 しかし、その数の多さに比例して多くの人のゆっくりに対する認識は、動く饅頭だとか畑を荒らす害獣程度のものであり、その詳しい生態等はあまり知られていない。 私がこの報告書を作成しようと思った切っ掛けは、ゆっくりがどの様なものかということを、広く幻想郷の住人に知らしめたいと思ったからである。 また、この報告書の公開を持って、多くの資料や意見を寄せていただいた、ゆっくり研究者のみなさん、八意永林氏および稗田阿求氏に対する謝意と代えさせていただきたい。 1.ゆっくりとは何か まず、ゆっくりとは何かを考えてみたい。 ゆっくりは饅頭やそれに類似する甘味類であるが、まるで生き物のように活動し、人語を解し、食事をし、排泄をする(一部排泄を行わないゆっくりも確認されている)。その生殖は植物のようであり、また哺乳類のようで有るかと思えば卵生のゆっくりを見ることもできる。 現在幻想郷で主流となっている学説では、ゆっくりは饅頭妖精や饅頭妖怪と言われているが、妖精にしてはその生態は生々しすぎ、妖怪にしては妖気のかけらも無く脆弱すぎる。 幻想郷における始めのゆっくりは、博麗神社のゆっくりれいむと言われているが、調査によると人里離れた森の深部に博麗神社のゆっくり発見以前のゆっくりの痕跡を認めることができるという。 ゆっくりの発見当初、ゆっくりは「ゆっくりしていってね!」の言葉しか発しなかったといわれているが、その住処を人里近くに移し人と接触するにつれて、いつのまにか人語を話すようになったとも言われているし、はじめから人語を話していたとも言われている。 ゆっくりが確認されてから数年後にはドス級の存在が確認されたが、あれほどの巨体にもかかわらず、それまで人妖含めて誰一人その存在を目にした者がいなかったというのも解せない話である。 ここまでゆっくりについて述べた事柄が殆んど想定となっているのは、ゆっくりを調べるにつれてその存在がますます曖昧模糊としたものとなり、確信を持って断定できる自信がなくなってしまったからである。ゆっくりについての真実を知っている者がいるとすれば、あの境界を操る大妖ぐらいしかいないのでは無いだろうか? しかし、近年その大妖を模したゆっくりが発見され、その説も怪しくなってしまっている。(自分の姿を模したゆっくりがいることを大妖が容認するとは思えない) ここまでくると、最早ゆっくりはゆっくりであるとしかいえなくなってしまうが、それでは真実を目指す研究の徒としてどうかと思うので、現時点で最大公約数的に判明している事を纏めたいと思う。 2.ゆっくりの構造 幻想郷の饅頭妖精(妖怪?)であるゆっくりは、種類の差はあるがおおむね甘味類でその体が構成されている。 ゆっくりの体は文字通り甘味類でできているが、ゆっくりが生きていれば、よほど劣悪な環境に無い限り痛むことが無い。 ゆっくりの体組織はゆっくりの死後、またはゆっくりより長時間離れると、ごく普通の甘味としての性質になってしまう。 一例を挙げると、ゆっくりの髪の毛は飴細工で出来ており、ゆっくりに生えているときは人間の髪の毛と同じような質感を維持しているが、切除後ゆっくりからはなして一晩ほど放置しておくと、普通の飴細工となってしまう。 れいむ種のリボンや、まりさ種の帽子などは赤ゆっくりのころから身に着けており、成長とともに大きくなっていく。 しかし、帽子やリボンなどの髪飾りを、ゆっくりから放しておくと、ゆっくりが成長しても大きくなることが無い。 なぜこのような現象が起こるかについては色々と議論されているが、一説としてはゆっくりはその餡子からゆっくりの形態形成場のようなものを展開しているという説がある。その為に、ゆっくりはゆっくりとしての形態を保っていられるが、その形態形成場の範囲からはずれると、現実の法則に従いただの甘味になってしまうと考えられている。 この形態形成場説は未だ何も確証の取れていない推論の類であるが、脆弱な体構造のゆっくりが椎の実などの木の実を砕く咬筋力を持つこと、飴細工の歯で地面を掘って巣を作れること、それだけの力がありながら人間やある程度の大きさの動物に対してはその力が十分に発揮できていないことを説明できる。 つまり、ゆっくりの餡子から発せられる形態形成場よりも弱いもの――木の実、草花、昆虫など――にたいしては本来の体組織以上の性能を発揮するが、それよりも魔力、霊力、気力などが大きなものに対しては体構造本来の強度しか発揮できなくなってしまうと考えられるからだ。 代表的なゆっくりである「れいむ」種を例に挙げると、その体組織は次のようになる。 2.1 ゆっくりれいむの体組織 皮膚: ゆっくりれいむの皮膚は体の表面を覆う表皮と、その下の筋肉と同様の働きをする真皮に分かれてる。 表皮は体を汚れや水などから守る働きをしているが、しょせんゆっくりであるのでそれほど強度は無い。 ゆっくりの真皮は餅またはそれに類似する物で出来ており、その柔軟性と弾力性により体を構成する餡子を包み込んでいる。ゆっくりは体内に体を支える骨や筋などを持たずに、真皮によりその形容を保っている。真皮は筋肉のような役割もしており、真皮の伸縮によりゆっくりは跳ねたりして行動する。 ゆっくりの皮膚の厚さは、概ねその体長の一割程度である。 髪の毛: ゆっくりれいむ髪の毛は飴細工で出来ている。 髪は切断すると一定の長さまで再生するが、それ以上伸びることは無い。 毛根部分を焼却処理すると生えてこなくなるが、むしりとった程度では傷が癒えしばらくすると再び髪が生えることがある。 ごく一部において、髪を触手のように使用するゆっくりの存在も確認されている。 歯 ゆっくりの歯は飴細工でできている。 ゆっくりは雑食性であり、草の茎や木の実なども食べるため、その歯は飴とはいえそれなりの硬度を持っている。 また、ゆっくりの歯は赤ゆっくりのころから永久歯であり、一度失った歯が再生することは無い。 成体のゆっくりの場合、栗や椎の実程度の木の実ならばその皮を噛み砕くことが可能であるため、人が噛みつかれた場合に怪我をする恐れがある。乳幼児の指などは下手をすると切断される恐れがあるために注意が必要である。 舌 ゆっくりの舌は、弾力性のある求肥のような物でできている。 ゆっくりはその顔だけの生首のような体形のために舌が器用に動き、ある程度手のような役割をはたしている。 眼球: ゆっくりの眼球は寒天または葛餅のようなもので出来ている。 眼球内部にはゲル状のシロップがつまっている。 髪飾り: れいむ種のリボンはでんぷん質の繊維で出来ている。髪飾りのレース部分は飴細工であることが多い。 餡: 餡子はゆっくりの脳髄であり内臓器官である。 ゆっくりは餡子が無くならなければ死ぬことは無いと言われているが、大量の餡子を失うと死に至る。 生存に必要な最低限の餡子量は、おおよそ全体の1/3程度といわれている。 また、餡子が失われなくても、極端な温度変化によりゆっくりは死亡することが確認されている。 一例を挙げると、高温の蒸篭で蒸し上げた場合(絶妙な温度管理によって生きたまま蒸し上げる手法も存在する)、焼き上げられて餡子が高温になった場合、極低温の環境にて餡子が凍結した場合などがある。 ゆっくりには中枢餡と呼ばれるものが存在し、バスケットボール大のゆっくりのだと、大体ピンポン玉程度の大きさの密度の濃い餡が存在する。 中枢餡はゆっくりにとって重要な器官であり、中枢餡が傷ついた場合、回復後にも何らかの障害が残る恐れがある。 赤ゆっくりの場合は体内の餡子の大部分が中枢餡で占められているために、外傷などによる餡子流出に非常に弱い。また、栄養を蓄える餡子の量が少ないために頻繁な食事が必要となっている。 中枢餡の大きさは赤ゆっくりから成長するにつれてその体長に対する比率が小さくなっていく。たとえば、直径二十五センチの成ゆっくりの中枢餡は直径四センチほどだが、三メートルのドス級の場合だと中枢餡の直径は三十センチ程になる。 ゆっくりの餡子を入れ替える実験を行った記録によると、餡の種類によって性格などに変化が現れるとなっている。 他のゆっくりの餡子を移植した場合、少量であれば母体となるゆっくりに吸収され問題ないが、量が多いと記憶の混濁等の影響が現れる。また、中枢餡ごと移植された場合は一体のゆっくりに複数の意識が存在することになる。 ゆっくりの餡密度は、赤ゆっくりのころが一番大きく、大きく育つにつれて小さくなっていく。 成体のゆっくりの餡がぱさぱさしているのはこのためである。 中枢餡の密度は成長度合いに限らず一定である。 餡密度 g/1000cm3 赤ゆっくり(植物型) 1200 赤ゆっくり(胎生型) 1100 幼ゆっくり 900 小ゆっくり 800 成体ゆっくり 700〜600 大ゆっくり 〜 ドス級 600〜 中枢餡 1200 一般的な成体サイズ(バスケットボール大)のゆっくりの場合、その重さはおおよそ四〇〇〇グラム程度となる。 3.ゆっくりの体格および身体能力 3.1 体格 直径(mm) 通称・備考 赤ゆっくり(植物型) 25〜40 プチトマトサイズ 赤ゆっくり(胎生型) 40〜65 ピンポン玉、テニスボール 幼ゆっくり 65〜100 野球ボール、ソフトボール 子ゆっくり 100〜180 ソフトボール、ハンドボール 成体ゆっくり 180〜250 バレーボール、バスケットボール 大ゆっくり 〜 ドス級 3000〜7000 (1) 赤ゆっくり 赤ゆっくりの大きさは、植物型出産、胎生型出産により異なる。 成体サイズのゆっくりが植物型出産をした場合は、だいたいプチトマト程度(25-30mm)の大きさの赤ゆっくりが六〜十数匹生まれる。 大型のゆっくりが植物型出産をした場合、体格に比例して茎も太くなるためにピンポン玉サイズまで育つ場合がある。 成体サイズのゆっくりが胎生型出産をした場合は、ピンポン玉からテニスボール程度の大きさの赤ゆっくりが三,四匹生まれる。 胎生型出産は、成体でもバスケットボール程度まで育った個体で無いと行われることが少ない。 (2) 幼ゆっくり 幼ゆっくりは誕生してからある程度育ったゆっくりである。 植物型出産の場合は二週間程度、胎生型出産の場合は一週間程度で幼ゆっくりに成長する。 幼ゆっくりになると、巣から外に出て巣の近くで外界のことを学び始める。 赤ちゃん言葉は残るが、ある程度発音もしっかりしてくる。 (3) 子ゆっくり 誕生から一,二ヶ月でソフトボール程度の子ゆっくりへと成長する。 言葉もはっきり発音できるようになり、親ゆっくりに着いて巣から離れた狩場まで狩をしに出かけるようになる。 子ゆっくりサイズまでの成長速度は非常に速いが、これから成体ゆっくりまでの成長は緩やかなものになる。 (4) 成体ゆっくり 誕生から六〜八ヶ月で成体サイズのゆっくりへと成長する。 成体サイズになると、すっきりーをしてにんしんっしても餡子を吸われて命を落とす危険性が少なくなる。 (5) 大ゆっくり 成体サイズまで育ったゆっくりが恵まれた環境下で数年生きると、一般の成体サイズを超えた大ゆっくりに成長することがある。 大ゆっくりはドス級と違い普通のゆっくりなので、ドス級のように急激な身体能力の上昇は無く、マスタースパークなどの特殊能力を使用することもできない。 (6) ドス級 ドス級のゆっくりの発生条件は未だに解明されていない。 ゆっくりの中にある一定の割合でドス級に進化する因子をもったゆっくりが誕生し、なんらかの切っ掛けによりそれが覚醒してドス級に進化すると言われている。 ドス級になると、一般のゆっくりよりも格段に生命力、身体能力が上昇する。 また、マスタースパーク、ゆっくりオーラなどの特殊能力を使用できるようになる。 3.2 身体能力 ゆっくりの身体能力は一般に思われているよりもかなり高い。ゆっくりの主な移動方法は、這うと跳ねるの二つである。 生れ落ちた赤ゆっくりは、初めのうちは這うことしかできないが、親の指導により植物型出産の場合で2、3日、胎生型出産の場合は大体その日のうちに跳ねるという動作が可能になる。 植物型出産のゆっくりが跳ねるのに時間がかかるのは、誕生まで頭頂部で茎にぶら下がっていたために、足となる体の下部がしっかりと発達していないためである。誕生後に這って動くことにより下面部が刺激され足として発達し、跳ねることが可能になる。 出産時に親が死亡した場合など、稀に跳ねることができない個体が見られるが、成長する段階で他のゆっくりの跳ねる様子などを参考にして自ら跳ねる事を覚えていく。しかし、親のいない赤ゆっくりが群れに属していない場合、無事に成長できる可能性は殆んど無い。 ゆっくりに身体能力は種族によって差があり、各種族ごとの成体の平均的な身体能力は下記のようになる。 最大跳躍力(垂直)cm (水平)cm 巡航移動速度※1 持久力(分)※2 れいむ 60 80 1.5Km/h 10 まりさ 70 100 1.8Km/h 15 ぱちゅりー 40 60 1.0Km/h 5 ありす※3 60 80 1.5Km/h 15 ちぇん 80 140 2.5Km/h 10 みょん 70 120 2.2Km/h 15 ※1 最大速度は約二倍となる ※2 巡航速度で平地を連続して移動できる時間 ※3 発情時のアリスは一時的に身体能力が上昇し、同程度の大きさの固体であればまりさを上回る。 基本的に、最も平均的な能力を持つのがれいむ種となり、まりさ種はその上位互換的な能力値である。 ぱちゅりー種は身体能力が最も低く、体力的にはまりさ種の半分程度しかない。 ちぇん種は成長した成体でも体格がバレーボール程度だが、身体能力が高くなっている。 みょん種は跳躍力や移動速度がちぇん種に劣るが、持久力が勝っている。 ゆっくりは持久力が総じて低く、ある程度連続して移動をした場合、五〜十分程度の休憩が必要となる。 それ以上の運動を強制的に継続させると、足部の弾力性が無くなり跳ねることができなくなったり、餡子を吐いてしまったりする。 大サイズのゆっくりの跳躍力は、餡子の重さと筋肉となる皮の厚さのバランスにより成体のゆっくりとそれほど変わらない。 しかし、ドス級となるとその身体能力は劇的に向上する。 これは、ドス級となることにより一段階上位の種として進化し、餡子力により発せられる形態形成場が強化されるためと思われる。 参考までに、四メートルサイズのドスまりさの身体能力を下記に示す。 最大跳躍力(垂直)cm (水平)cm 巡航移動速度 持久力(分) ドスまりさ 600 800 18Km/h 60 4. ゆっくりの生殖 ゆっくりの代表的な出産方法には、頭頂部付近から発生する茎にまるで実がなるように赤ゆっくりが実る植物型と、体内である程度の大きさまで成長させる胎生型がある。また、極まれに卵生型の出産を行う個体も確認されている。 ゆっくりの生殖行為(すっきりー)に関しても複数の方法が存在し、体を摺り寄せることにより精子餡のやり取りを行う「すりすり型」、ぺにぺにと呼ばれる男性器に相当するものを、まむまむと呼ばれる女性器に相当する器官に挿入し精子餡の受餡を行う「ぺいまむ型」がある。卵生の場合は前にあげた二つの方法のほかに、母体となるゆっくりが産卵した卵に対して父親役のゆっくりが精子餡をかけて受餡させる方法、「たまたま型」が確認されている。 4.1 ゆっくりの生殖器 ゆっくりは雌雄同体であり、「ぺにぺに」と「まむまむ」と呼ばれる生殖器官を持っている。 「ぺにぺに」と「まむまむ」は同一の器官であり、ゆっくりのあごに当たる部分に存在する。通常時は皮膚がぴったりと合わさって隠れているため判別することは困難である。。 「まむまむ」は膣にあたる器官で、交尾時にぺにぺにを受け入れて交尾を行う。交尾時に事前にすりすり等の性的刺激をうけ興奮すると、入り口が開き潤滑剤に相当する粘液を分泌する。体組織が何らかの甘味で構成されているゆっくりらしく、この粘液は成分的には葛湯のようなものである。 「ぺにぺに」は雄役のゆっくりの「まむまむ」が体外へ勃起することにより発生する器官である。交尾時に雄役のゆっくりは「まむまむ」に「ぺにぺに」を挿入し、雌役のゆっくりにたいして精子案を受餡させる。一般的な成体のゆっくりでぺにぺにの大きさは根元の直径20mm、長さ50mm程度の円すい形の物体である。 受餡が可能な器官としては「すりすり型」交尾のときに一時的に精子餡を透過しやすい構造に変化する頬部分や、通常には排泄器官として使用される「あにゃる」などがあるが、便宜上こちらは生殖器として分類しないことにする。 4.2 ゆっくりの交尾 (1) すりすり型 すりすり型の交尾は成体となりまだ間もない個体や未成熟な個体で多く見られる。 多くの場合は親愛の表現である頬を摺り寄せる行為(すりすり)がそのまま生殖行為に発展した場合に行われることが多い。 すりすりを行い性的興奮が高まると、ゆっくりは潤滑剤となる粘液を体から分泌する。さらに、その分泌物と頬への刺激が引き金となり頬の対組織の一部が精子餡を透過しやすい構造に変化する。 性的興奮が高まり、「すっきりー」の絶頂とともに雄役の頬部分から精子餡が分泌され、雌役の頬部分を通して受精が行われる。 このときにどちらが雄役でどちらが雌役になるかは、そのときのゆっくり同士の精神状態により決定すると考えられる。まれに、普段の生活の役割において、雄役、雌役の区別がはっきりとついていない場合や、両方のゆっくりが「にんしんっ」を望んだ場合に、両方同時に「にんしんっ」する例が報告されている。 (2) ぺにまむ型 ぺにまむ型の交尾は、雄役のぺにぺにを雌役のまむまむに挿入して射餡することにより精子餡を受餡(にんしんっ)させる方法である。ぺにまむ型の交尾は成熟した成体の交尾においてよく見られる。 一般的にぺにまむ型交尾は、愛し合った番の場合は向かい合ってお互いに性感を高めあい行われるが、ぺにぺにをあにゃるに挿入する形で行われることもある。後者の方法は無理やりすっきりーを行うレイプの場合に多く見られる方法である。 4.3 ゆっくりの出産 (1) 植物型 植物型のにんしんっは、母体が完全に成熟した成体で無い場合や、生息環境が厳しい場合などに行われる。 また、すりすり型の交尾をした場合は、ほぼ100%近く植物型のにんしんっとなる。 植物方妊娠は、妊娠期間が短いために妊娠中に外敵の脅威に襲われる可能性が少なく、母体となったゆっくりも出産後直ぐに餌集めなどが行うことができる。また、多くの赤ゆっくりを生むことで成体まで育つ確立を上げていると考えられる。 植物型の場合、受餡後暫くすると頭頂部から1,2本の茎が生え、その茎に赤ゆっくりが6〜十数匹果実のように実る。 赤ゆっくりは大体1〜3日で誕生し、その大きさはプチトマト程度である。 赤ゆっくりが生まれた後、頭頂部の茎は自然に根元から外れ、それが赤ゆっくりの最初の食事となる。 この茎を最初に口にすることにより、赤ゆっくりは免疫等を身につけると考えられている。 生まれたばかりの赤ゆっくりは、茎を噛み砕けない場合があり、その場合は親が噛み砕いてペースト状にして赤ゆっくりに与えることになる。 (2)胎生型 完全に成熟した成体ゆっくりは、胎生型のにんしんっを行うことができる。 胎生型のにんしんっはぺにまむ型の交尾によって妊娠が可能である。 胎生型の妊娠期間は、大体十四日ほどであり、母体となったゆっくりはその間は巣穴で安静にする必要がある。 そのために、周囲の豊富な餌場があり、片親でも妊娠中の餌集めが十分に可能な場合に胎生型妊娠が行われる。 胎生型妊娠の赤ゆっくりの数は三,四匹であり、その大きさはテニスボールほどになる。 赤ゆっくりは母体の体内にいる間に、母体を通じて免疫等を獲得する。 また、ある程度育った状態で生まれる為に、短い期間で巣の外に出る事が可能である。 (3) 卵生型(たまたま) たまたま型の出産は、片親または両親の生存が難しい場合、山岳地などで冬季の餌が確保できない場合などに稀に見ることができる。 たまたま型の出産方法は多くの卵を出産する魚類型と、少数の卵を出産する爬虫類型があるが、どちらも報告例が少なく正確な情報は判明していない。 (3-1) 魚類型 雄役、雌役のゆっくりが互いにすりすりを行い性感を高めていく、通常のすりすりが三分から五分程度であるのに対して、この行為は三十分から二時間もの長い間継続して行われる。このすりすりは、すっきりーするためのものではなく、雄役は大量の精子餡を、雌役は大量の卵を体内に生産するためのものである。 じゅうぶんにすりすりし、体内に精子餡と卵を蓄えたゆっくりは、すっきりーの掛け声とともにまず雌役のまむまむから大量の小豆の様な卵を産卵する。続いて、雄役のぺにぺにから産卵された卵に対して大量の精子餡が振り掛けられることにより受餡を行う。 交尾を終えたゆっくりは、その生命力を精子餡と卵の製造に使い果たして死亡する。 受餡した卵は、冬の間に死亡した卵を栄養として吸収し、その数を減らしながらだんだんと大きくなっていく。 最終的にピンポンだまより一回り大きい卵が、多いときは十数個程度生き残り、春の訪れとともに赤ゆっくりが誕生する。 赤ゆっくりの最初の食事は、残された親ゆっくりの死体となる。 (3-2) 爬虫類型 爬虫類型出産の交尾は、胎生型と同じくぺにまむ型の交尾によって受餡が行われる。 受餡から二、三日程で、ピンポン玉大の卵を五〜六個出産する。 爬虫類型の卵はゴムのような弾力性のがあり、海亀の卵に良く似ている。 卵は親ゆっくりが抱卵をする場合は三,四日程度、越冬する場合は外気温がある程度上がると孵化する。 5 ゆっくりの生態 ここでは、ゆっくりの生態に関して一般的な事例を紹介する。 各種別の典型的な特徴や、ゆっくりの生活に関して解説する。 5.1 各種ゆっくりの特徴 (1) まりさ種 まりさ種はゆっくりの中でもその個体数が多く、全体の3割程度をまりさ種が占めている。 ゆっくりの中では身体能力が高く、群れなどではリーダー的役割に収まっていることが多い。 まりさ種の一番の特徴は、被っている黒い三角帽子にある。 帽子の中に食料などを入れて持ち運んだり、赤ゆっくりや幼ゆっくりなどを中に入れて移動することが可能である。 また、帽子を水面に浮かべその上に乗ることにより、流れの緩い川などを渡ることが可能である。 一般的な性格 責任感が強く、男性的役割を果たすことが多い。 下種 語尾が「だぜ」となることが多い。 自己中心的な性格をしており、自分のゆっくりの為に他のゆっくりを犠牲にすることを厭わない。 それには、自分のつがいや子供もふくまれる。 (2) れいむ種 れいむ種はまりさ種と同程度に個体数が多い。 身体能力は一般的で、取り立てて特徴といったものはない。 一般的な性格 母性が強く、女性的役割を果たすことが多い。 下種 自分の子供などを理由に、つがいや他のゆっくりに不当な要求をすることがある。 自分と自分の子供のゆっくりの為に他のゆっくりを犠牲にすることを厭わない。 自分の子供が思い通りに育たない場合に、躾と称して虐待を加えることがある。 (3) ありす種 れいむ種、まりさ種に続いて個体数が多い。 ありす種に関しては異常発情状態のありすが取り沙汰される事がおおいが、本来は理知的で賢いゆっくりである。 ありす種の巣は、他のゆっくりの巣に比べるときれいに整頓されていることが多く、花を飾るなどの行動も見られる。 ありす種の特徴としては、都会派と称したありす種独特の感性と、天邪鬼的な言動がある。 一般的な性格 理知的で姉的役割を果たすことが多い。 下種 異常発情状態となると、目に付くゆっくりに対して見境なくすっきりーを強要するようになる。 対象となるゆっくりは特にまりさ種を好むようだが、症状が進むと自らの子供に対しても欲情をするようになる。 異常発情状態のありす種は身体能力が向上し、相手をすっきり殺すまですっきりーを強要することも多い。 (4) ぱちゅりー種 ぱちゅりー種は身体能力が脆弱で生命力も弱いため個体数が少ない。 ぱちゅりー種は知能が高いことが多く、群れのリーダーの補佐的役割を果たすことが多い。 また、薬草などの知識を持っている個体は医者的役割をする場合がある。 「むきゅ」と泣き声を上げる。 一般的な性格 ゆっくりの中では知能が高く、群れの管理などをしていることが多い。 一方で、群れに不利益をもたらすゆっくりを切り捨てるなどの非常な面も持っている。 本などの文字が書かれた印刷物に強い関心を示す。 下種 親や群れの指導者的ゆっくりからの知識の継承を受けなかったぱちゅりーは下種化することがある。 自分知能が高いことを鼻に掛けて他のゆっくりを見下すことがある。 しかし、知識が継承されていないぱちゅりーの場合はただの自意識過剰となり、間違った指示により群れなどを危険にさらすことがある。 (5) ちぇん種 ちぇん種は他のゆっくりと違い猫耳と二本の尻尾を持っている。 体格は他のゆっくりより一回り小さいが、そのかわり身体能力が高い。 ちぇん種はらん種に懐くように種族として刷り込みが行われているようである。 「わかるよー」「わからないよー」の言葉を発するが、実際に分かっているのかはあやしい。 一般的な性格 素直な性格で、他のゆっくりに対して従属的な立場にいることが多い。 下種 ちぇん種が率先して下種な行動をすることは少ないようである。 他種の下種なゆっくりに追従していることが多い。 (6) みょん種 みょん種は身体能力が高いが個体数が少ないため、群れの用心棒的存在であることが多い。 ゆっくりみょんは常に棒状の武器を携帯しており、それを器用に使いこなして狩や戦闘を行う。 みょん種に関しては、「ちーんぽ」などの男性器を呼称する言葉しか喋れないものと、語尾が「みょん」となるものが確認されている。 どちらのゆっくりみょんも不思議なことに、他のゆっくりとの会話が成立しているらしい。 一般的な性格 信義に厚く仲間思いの個体が多い。 下種 みょん種は力を信条とすることが多いので、辻斬りのようなことを常習するものが発生することがある。 5.3 ゆっくりと四季 (1) 春 ゆっくりにとって春は、生命の謳歌を楽しむ季節であり、また恋の季節でもある。 長い越冬を終えたゆっくりは、辛く厳しい冬を越えたことを喜び、春の恵みをその腹いっぱいに収める。 巣立ちをしたゆっくりはパートナーを探し、子どもが独り立ちした親ゆっくりは次の子どもをその身に宿す。 ゆっくりには発情期が無く通年発情可能であるが、越冬の間すっきりーできなかった反動で春ににんしんっするつがいが多い。 梅雨の季節になると、巣穴の雨対策の不備により巣が水没したり、雨が降り続き巣の中で餓死したりして少なくないゆっりが命を落とす。 (2) 夏 夏になると春に生まれた赤ゆっくりも大きくなり、家族で狩りをおこなう姿などを見ることができるようになる。 夏は草花の成長も早く、昆虫類も豊富なために、ゆっくりたちは十分にゆっくりとした生活を満喫する。 しかし、夕立の季節でもあるので、巣から離れたゆっくりが突然の豪雨により命を落とすことも多い。 (3) 秋 ゆっくりにとって秋は、秋の恵みを楽しむと共に、冬篭りの為の食料を備蓄する季節である。 草、花、昆虫、木の実、果物などの食料を巣の備蓄庫一杯になるまで集めて越冬の準備をする。 ゆっくりには食糧の備蓄に関する知恵があり、水気の多い痛みやすいものを日々の食料にして、日持ちの良い木の実や干した草などを越冬用に備蓄するようである。 初秋の台風により、巣が水没したりして少なくないゆっくりが死亡する。 (4) 冬 ゆっくりにとって冬は巣篭もりの季節である。 この頃になると、春に生まれた子ゆっくりはバレーボール程度まで成長しており、ほとんど成体サイズとなっている。 越冬を経験して無事に春を迎えることができれば、子ゆっくりは一人前として独り立ちするために巣を出て行くことになる。 (まれに、大きな巣がある場合は複数世帯が同居している場合もある) 越冬に関しては「5.4 ゆっくりの越冬」を参照願いたい。 5.4 ゆっくりの越冬 ゆっくりは冬になると巣に篭って越冬を行う。 巣篭もりの次期は、大雪から冬至の雪が降り始めるころに始まり、啓蟄の頃までとなる。 ゆっくりの越冬方法には巣篭もり型と冬眠型があり、冬眠型は比較的気温の低い地域に見ることができる。 どちらの越冬方法でも、食料の備蓄が足り無かったり、雪の重さに耐え切れずに巣が崩落したり、巣の作りに問題があり凍死したりと、越冬の成功率は一般的なゆっくりで平均六割程度となっている。 越冬の失敗には、下記の様な要因が挙げられる。 越冬の失敗例 - 食料の備蓄が足りない。 - 食料消費の配分を考えずに食料が足りなくなる。 - すっきりーしてしまい、子供が生まれて食料が足りなくなる。 - 長期間狭い巣の中で生活することによるストレスから、喧嘩などを行い自滅する。 - 雪の重さに耐えられず巣が崩落する。 - 巣の造りに問題があり、凍死する。 - れてぃ種に襲われる (1)巣篭もり型 巣篭もり型の越冬は冬の間に気温が氷点下を越えることが少ない地域で行われることが多い。 ゆっくりは冬の間、溜め込んだ食料を少しずつ消費しながら春を待つことになる。 巣篭もり型での越冬の失敗要因は、巣の中で生活を行うために、喧嘩、すっきりー、食料の不足などが上位として挙げられる。 メリットとしては、巣の入り口に穴があいた場合など、不測の事態に対処することが可能である事があげられる。 また、比較的幼いゆっくりでも親ゆっくりが面倒を見ることにより越冬可能である。 (2)冬眠型 冬眠型の越冬は気温が氷点下以下になることが多い地域で行われることが多い。 また、越冬に十分な食料が集まらなかった場合に、食料の消費量を減らすために冬眠を行う場合もある。 ゆっくりは秋の間に収集した食料を大量に摂取して栄養を備蓄し、巣の中に詰め込んだ藁や枯葉などに包まれて冬眠して春を待つことになる。 冬眠の途中で何度が目を覚まし、備蓄した食糧を食べて再び眠りにつく。 冬眠型の場合、子ゆっくりより小さいゆっくりでは栄養の備蓄を十分に行えないことと、餡子の容量が少ないため気温の低下に対する耐性が低くいため、越冬の確立率が低くなる。 また、何らかの事故により巣の入り口に穴が開いてしまい、そのまま全員が凍死する事もある。 各越冬方法の特徴 巣篭もり型 冬眠型 地域 比較的気温の高い地域 比較的気温の低い地域 食糧消費 大 小 ストレスによる自滅 大 小 不測の事態 対処可能 対処は難しい ゆっくりの大きさ 特になし 子ゆっくり未満では難しい 6 おわりに 以上でゆっくりに関する報告を終わらせていただく。 現在この文章を執筆している間にも、ゆっくりたちの新たな生態の発見例が私の元には届いている。 今回の報告書では説明しきれない内容も多数あるのだが、機会があれば次回の報告書に記載したいと思う。 きわめて曖昧で中途半端な内容になってしまった事をお詫びしたい。 それでは、みなさんがこの報告書を役立てていただけることを願っている。 おまけーね ■「文々。新聞」より抜粋。 記者「本日は、ゆっくり解体新書の著者の方にお話をお聞きしたいと思います」 よろしくおねがいします。 記者「執筆に当たって、苦労された点などはあるでしょうか?」 そうですね……ゆっくりというのは本当にでたらめな存在でして、その生態を調べて原稿に纏めると、次の日にはまた違った目撃例が発見されたりするんですよ。 記者「それは大変そうですね」 ええ、書いても書いても新しい事実が出てきて、ちっとも原稿が完成しないんですよね。 いったい何度原稿を破り捨てたか分かりませんね。 記者「そうなると、ストレスなどもかなり溜まったのではないでしょうか?」 一時期は胃に穴が開くかと思いましたが、執筆協力者から良いストレス解消法を教えていただいたのでなんとかなりました。 記者「なるほど、それはいったいどの様な解消法でしょうか?」 まぁ、ゆっくりで溜まったストレスはゆっくりで解消すると言えばよいでしょうか――ヒャハ 記者「……えーと、その協力者とはどなたですか?」 情報源の秘匿として、黙秘させていただきます。 記者「話は変わりますが、その腰に下げている物は何でしょうか?」 これですか? これは玄翁ですね。なかなかの一品ですよ。 記者「そうですか――とりあえず、何に使うかは聞かないでおきますね」 実に手に馴染みます。 記者「それでは、本日はありがとうございました」 おわり
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ゆっくりという種族が幻想郷に突如蔓延して、どのくらい経っただろうか。 畑を荒らす害獣として駆除されたり、加工所というところでお菓子にされたりするくらいには、既に浸透していると思う。 中には俺のように、ペットして飼うものも少なからず存在していた。 「今帰ったぞ~」 「ゆっ!」 仕事が終わり、帰宅して扉を空けると、部屋の真ん中に鎮座していた生首が声を上げて駆け寄ってきた。 赤いリボンが特徴的な、ゆっくり種の中でも一番数が多いとされるゆっくり霊夢だ。 博麗の巫女によく似た顔で(と言うと、霊夢さんは怒るかもしれないが)、性格は基本的に温和で純粋無垢。 それ故にトラブルを起こすことも多々あるのだが……まぁ、その話はもうちょっと後で。 「ゆっくりしていってね!」 仕事で疲れてる俺に対する労いの言葉――ではなく、単にこいつらの口癖なのだが、兎にも角にも癒される。 可愛いなぁ、くそ。 俺の友人たちはよくこいつを買って食べているが、正直薄目に見れば人の顔そのものであるこいつらによく噛み付けるものだ。 しかも食う時に痛々しい叫び声上げるんだぜ? 悲痛すぎて言葉が出ない。 友人曰く、「お前もその内分かるようになる」らしいんだが……そういう日が来ないことを願う。 「待ってな、今晩飯作るから」 「ゆっくり待ってるね!」 ぴょんぴょん飛び跳ねて晩飯を心待ちにしていることをアピールするゆっくり霊夢。 うぅん、ぷりちー。 気持ち悪がる人もいるが、俺にとっては可愛いペットだ。 晩飯を食べ終わると、読書タイムとなる。 最近友人になったパチュリーさんから借りた本を読みながら、まったりとした時間を過ごす。 ゆっくり霊夢は何をするでもなくぼーっと、たまにぴょんぴょん部屋を飛び跳ねて、「ゆっくりしてるね!」と言っていた。 ゆっくりの声には癒し効果でもあるのか、意識を阻害されることなく読書に集中出来る。 やがて切りのいいところで本を片付け、ゆっくり霊夢と遊ぶことにした。 「ほら、取って来い!」 「ゆ! ゆ!」 フリスビーを家の壁に穴を開けない程度に軽く投げ、ゆっくり霊夢に取って来させる。 ゆっくり種はその口癖と名前から勘違いされがちだが、飛び跳ねたり、野原を駆け回ったりと意外とアクティブな存在だ。 だから運動不足にならないよう、こうして遊んであげる必要がある。 俺が仕事に行ってる間に外に出してもいいんだが、もし野生のゆっくりアリスやゆっくりれみりゃと遭遇したときのことを考えると……駄目だ、放し飼いは認められない。 「取ってきたよ!」 口にフリスビーを加えたゆっくり霊夢が戻ってくる。 「おう、偉い偉い」 ゆっくり霊夢の頭を撫でてやると、ゆっくり霊夢は嬉しそうな顔をした。 その顔を見ていると、こっちの頬まで緩んでくる。 ……それと同時に、ある感覚が心の内より現れた。 「っ……」 「?」 不思議そうにこっちを見つめるゆっくり霊夢になんでもない、と首を振り、もう一度フリスビーを投げる。 せっせと追いかけるゆっくり霊夢を見つめながら、湧き上がる感情に戸惑いを覚える。 ――ゆっくり霊夢をいじめたい。 別に虐待をしたいわけではない。可愛いペットにそんな真似をしたくはない。 しかし、こう、なんというか……ううん、説明出来ない。 「ゆっくり取ってきたよ!」 再び戻って来るゆっくり霊夢。 俺は心のもやもやを打ち払うようにゆっくり霊夢の頭を撫で、そして振動させた。 「ゆっ!?」 小刻みにバイブレーション。 最初は驚いて逃げようとしたゆっくり霊夢の顔が、少しずつ赤らんでくる。 「ゆゆゆ、ゆー!! ゆー!!!」 甲高い声。時間の経過と共に、ゆっくり霊夢はどんどん発情していく。 荒んだ心を癒してくれる礼として、こうしてゆっくり霊夢に快感を与えてあげることは毎日の日課だった。 「……」 だが、今日の俺はなんとなく、手を止めてしまった。 中途半端なところで快感をストップされたゆっくり霊夢は慌てたように俺の手に擦り寄って、 「ゆ、ゆっくりして! もっとゆっくりしていって!」 潤んだ瞳で俺を見上げるゆっくり霊夢。 その視線を浴びて、 「……!」 何故か身体がゾクゾクする。 もっと見たい。 もっとこの目で見つめられたい。 「ゆー!!! ゆー!!! ゆー!!!」 だが、それと同時に可哀想だという感情も浮かび上がってくる。 俺は手をもう一度律動させ、ゆっくり霊夢を絶頂へと導いてやった。 未知の感覚に戸惑いながら、一週間が経過した。 臨時教師として慧音さんの手伝いをした俺は彼女と彼女の友人である妹紅さんと一緒にまったりとお茶を飲みながら歓談し、上機嫌だった。 「おーう、今帰ったぞー!」 扉を開ける。 ――瞬間、先程までの高揚した気分が嘘のように蒸発した。 俺はゆっくり霊夢に、家の中はどこをうろついてもいいから絶対に机の上には乗るなと言い聞かせてあった。 机の上には俺の大事なものがたくさん置いてある。 ゆっくり霊夢はそのことを理解したかどうかは知らないが、厳しく言っておいたので飼い始めてから三ヶ月、ずっと机の上に乗ることはなかった。 だが。 帰宅した俺を待ち受けていたのは机の上に鎮座してゆっくりと眠っているゆっくり霊夢の姿だった。 「……」 俺は机に近寄って、その惨状を目撃した。 綺麗に整頓されていた机の上は見事に荒らされ、物体のほとんどが破壊されていた。 アリスさんがくれた人形も、 妖夢ちゃんが作ってくれた剣神像も、 てゐから珍しく受け取った四葉のクローバーも、 幽香さんから頂戴した花も、 にとりさんと協力して発明したトランシーバーの試作機も、 みんなみんな、見るも無残に破壊され尽くされていた。 「……」 俺はどろどろとした心のまま、ゆっくり霊夢を起こした。 「ゆ……?」 とろんとした目を開け、俺が目の前に立っているのを認識するや否や、 「ゆっくりお帰りなさい!」 いつもの挨拶。 だが、俺の心はいつものように癒されはしない。 「なぁ、ゆっくり霊夢」 「どうしたの?」 「お前、なんで、机の上に乗ってるんだ……?」 「……ゆ!?」 俺の怒りのオーラを感じ取り、ようやく約束を思い出したのか、ゆっくり霊夢は慌てたように頭を下げた。 「ご、ご、ごめんなさいだよ!」 「謝るのは後でいい、理由を説明しろ」 「あのね、蝶々がね……」 ゆっくり霊夢が言うことには昼頃、窓の隙間から現れた蝶々を捕まえようと四苦八苦し、ようやく机の上で捕まえて食べ、そのまま眠ってしまったらしい。 あまりにも夢中で、俺との約束など「うっかり」忘れてしまっていたようだった。 うっかり。 それだけの理由で、俺の大切なものは破壊され、二度と元には戻らない。 俺はゆっくり霊夢を叩こうと腕を振り上げ、 「ゆーっ!!!」 目を閉じ、ぶるぶると震える姿を見て、静かに下ろした。 とんでもないことをしたとはいえ、三ヶ月間ずっと一緒に暮らしてきたペットだ。 暴力を振るうことは、俺には出来ない。 溜息をつき、ゆっくり霊夢を持ち上げ、そっと床に降ろした。 「ゆ……?」 「晩御飯にしようか」 ぱぁ、とゆっくり霊夢の顔が明るくなった。 「ゆっくり用意してね!」 先程の殊勝さが嘘のように、ぴょんぴょん飛び跳ねて喜びを露にする。 「ふぅ……」 甘いな。 まったく甘い。 俺は、許してやるなんて一言も言ってない。 その日から、俺は帰りにある場所へ寄るようになった。 必然的に帰りは遅くなり、ゆっくり霊夢と遊ぶ時間はなくなる。 更に意識して朝飯と晩飯の量を減らしたので、ゆっくり霊夢は少しずつ文句を言うようになった。 「早く帰ってきてね!」 「たくさん遊んでね!」 「もっと食べたい!」 だが、俺はその声を悉く無視した。 少し胸は痛んだが、それでもこいつにはやったことの重大さを分からせてやらねばならない。 でないと、俺の怒りが収まらない。 俺のただならぬ様子を見かねた鈴仙さんから貰った精神鎮静剤を飲みながら、俺は準備が整うのを待った。 そして――三日後。 全ての準備は整ったのだった。 ゆっくり霊夢はまどろみの中にいた。 最近は自分の主人があまりゆっくりしてくれなくなり、寂しい思いをしていた。 だが昨日の夜、寝る前に彼は言ってくれたのだ。 「ここのところ、遊んでやれなくてすまなかったな」 「一週間の休暇を取ってきたから、ずっとゆっくり過ごそう」 「ご飯も今まで少なかったけど、豪華にするぞ」 「さ、今日は一緒の布団で寝ようか」 感激したゆっくり霊夢は、わくわくした気持ちのまま眠りに付いた。 一週間も、優しい主人とゆっくり出来る! だから、早く起きないと。 ゆっくり霊夢は寝返りを打とうとして――打てない。 「……?」 身体が動かない。 自分は今だ夢の中にいるのだろうか? なんだか息苦しい…… ゆっくり霊夢は静かに目を開いた。 「……!?」 そして映った光景に飛び上が――ることが出来ず、身体を震わせた。 自分の身体は、四角い箱の中に閉じ込められていた。 『んん゛っん゛ん゛ん゛ん゛……んん゛!?』 ゆっくりしていってね! 種族反射的にそう言おうとして、言えなかった。 自分の口に猿轡が噛まされており、更にその上からガムテープを貼られている。 周りは暗い。しかし自分の視点の場所だけ小さく四角い穴が開けられており、そこから外の様子が映し出されている。 そこには―― 「すぅ……すぅ……」 「ゆ……ゆっく……」 布団で眠っている、見慣れた主人と、ゆっくり霊夢の姿があった。 『ゆ!? ゆゆゆ!!?」』 混乱して喚くゆっくり霊夢、突然の事態に理解が追いつかない。 何故自分はこんなところにいる? 主人と一緒に眠っているゆっくり霊夢は何者だ? 「うぅん……」 と、その時。 主人が眠りから目を覚まし、起き上がった。 目をこすり、横で一緒に眠っていたゆっくり霊夢を見て―― ――惚れ惚れするような太陽の笑顔で、 「ほら、起きろゆっくり霊夢、いい朝だぞ」 『ちがうよ! そいつは偽者だよ!!!』 叫びたい。 しかし、その声は届かない。 やがて偽者のゆっくり霊夢が目を開き、開口一番、 「ゆっくりしていってね!」 「おう、ゆっくり朝飯にするか。昨日の約束通り豪華にいくぞ」 「ゆっくり作ってね!」 『待って! 気付いて!!!』 ゆっくり霊夢は泣きながら、自分と偽者が入れ替わっていることに気付いてくれと願う。 だが無情にも、主人はふんふんと鼻息を歌いながら台所に向かっていった。 『あ゛あ゛っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!』 絶望が心を支配する。 だが、気付いていないのはゆっくり霊夢のほうだった。 これはまだ、始まりにすぎないのだと。 (見ているか、ゆっくり霊夢?) 俺は料理を作りながら、心の中でほくそ笑んだ。 一緒にいたのが偽者だということくらい、先刻承知している。 何故なら二人のゆっくり霊夢を入れ替えたのも、本物のゆっくり霊夢を閉じ込めたのも、全部俺だからだ。 (それがお前への制裁だ。ゆっくり楽しんでくれ) ぞくぞくするような背徳感を感じながら、意識して本物のゆっくり霊夢が閉じ込められている箱を見ないように努める。 ゆっくり霊夢は現在、透明の四角い箱に入れられ、更にその四方と天井をダンボールの壁で一枚一枚覆っている。 そんな面倒なことしなくてもそのままダンボールを被せればいいじゃないか、と思う奴もいるかもしれないが、まぁこれにはちゃんとした理由がある。 その理由は後ほど語るとして、偽者のほうを説明しておこう。 こっちのゆっくり霊夢は三日前、ゆっくり加工所に行って手に入れたゆっくりだ。 所員に事情を説明し、余っている預かり部屋を利用して仲良くなった。 こいつには一週間、俺の家で一緒に暮らせると伝えてある。 何か変なことを言い出さないかだけ少し心配だったが、流石ゆっくり、あまり深くは考えない性質のようだ。 俺は今から、この偽者ゆっくり霊夢を最大限にもてなす。 そしてその様子を、本物のゆっくり霊夢に見せ付けるのだ。 本来なら自分が得られたはずの待遇が、突然現れた自分の偽者に奪われる。 しかもその様子をまざまざと見せ付けられ、自分は食べることも、遊ぶことも許されない。 お仕置きとして、これ以上のものはそうそうないだろう。 さぁ、ゆっくり霊夢。 お前がどれだけのことをしでかしたのか、分かってくれよ? 『う゛わ゛あ゛あああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛』 ゆっくり霊夢は絶望の淵にいた。 どれだけ暴れても、どれだけ祈っても、自分の置かれている状況はこれっぽっちも変化しない。 朝食は豪華な豚カツだった。自分は何も食べていない。 昼飯までの間、二人はゆっくり過ごしていた。自分はきつい箱の中で息苦しかった。 昼飯は二人でどこかに出かけていた。孤独感が自分を押し潰すようだった。 夕食まで、二人はずっと遊んでいた。自分はただ身体が痒いのを我慢しているだけだった。 夕食は今まで食べてきた中で一番美味しかったお寿司だった。でも、やはり自分は食べられなかった。 そして、 「ゆー……ゆゆゆゆゆ……」 偽者のゆっくり霊夢は現在、主人の手によって振動を与えられていた。 「どうだ? ゆっくりしてるか?」 「ゆ……ゆっくりぃ……してるよぉ……♪」 『ゆっくりしてない!!! れいむは全然ゆっくりしてないよぉ!!!』 ゆっくり霊夢は快感を与えられている偽者の姿を滝の涙を流して見ていた。 滂沱のごとく流れ出る溢れ出る涙。何故、自分がこんな仕打ちを受けないといけないのか? ゆっくり霊夢の頭の中に、既に約束を破ったことは残っていない。 「んほおおおおおおおおおお!」 偽者ゆっくり霊夢が絶頂を迎えた嬌声を聞きながら、本物ゆっくり霊夢はこれがいつまで続くのだろうと考えていた。 それから太陽が昇り、また沈み、そして再び昇った三日目の朝。 空腹で朦朧とした意識を抱えながら、ゆっくり霊夢をうっすらと目を開いた。 映る光景は変わらず、静かに眠る主人と、そして主人の腕を枕に眠る偽者。 ようやく暴れたり叫んだりして体力を消費することが愚かだと気付いたゆっくり霊夢は、呆とした意識のまま、事態が変わることを待っていた。 がさ……がさ…… (……?) ふと気付く。壁の右側から何か音がする。 一体何だろうか? 確かめようにも、壁があって何も見えない。 やがて偽者ゆっくり霊夢が起き出し、ぴょんぴょん飛び跳ねて主人を起こす。 「ゆっくり起きてね!」 「む……もう朝か……」 ふわぁ、と欠伸をする主人。まだ眠り足りないようだった。 「ゆっくりご飯作ってね!」 「おう……だけどその前に」 「ゆ?」 「待ってる間暇だろ? いい遊び道具があるんだ」 そう言って。 主人はゆっくりと、自分の方向へ近寄ってきた。 『!!!』 これは千載一遇のチャンスかもしれない。 ゆっくり霊夢はありったけの力で出来る限り身体を震わせ、自分がここにいることをアピールする。 『れいむはここだよ! ゆっくり探してね!』 やがて映るのは主人の足のドアップ。そして、頭上から声。 「えーと、これだこれだ」 得心したような声。 同時に、ゆっくり霊夢の右側の闇が、突如として払われた。 『……!?』 どうやら、右側の壁が取っ払られたらしい。 もしかしたら脱出の糸口になるかもと、ゆっくり霊夢は明るくなった右側を、 見た。 「――――――ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!?」 声にならない悲鳴。 閉じ込められたときよりも大きい、今までで一番の驚愕。 「ほら、蛙さんの人形だぞ」「ゆっくり楽しむね!」という主人たちの声も聞こえない。 何故なら。 そこにいたのは。 『うー♪』 『だずけ゛て゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!』 自分と同じく箱詰めにされ、自分と同じゆっくり霊夢を食べている途中の、ゆっくりれみりゃの姿だった。 (気付いたかな……) 俺は朝食の準備に取り掛かりながら、昨夜のことを思い出していた。 ゆっくり霊夢の起床・睡眠時間は、永淋さんに頼んで作ってもらった気体状睡眠薬で周到に設定してある。 それをゆっくり霊夢の死角から呼吸用に空けておいた穴に流し込んで、眠気を調節するのだ。 だからゆっくり霊夢が起きる前に俺は起床し、加工所で買ったゆっくりれみりゃを入れた透明の箱を隣にセット。 同じく加工所で購入したゆっくり霊夢を中に入れ、準備は万端というわけだ。 箱の大きさはゆっくり霊夢に使った二倍、ちゃんと食べられるスペースはある。 ちなみに都合上ゆっくりれみりゃの口は防げないので、こちらの箱は少し値段の張る防音処理だ。 更にその上に右側――いや、ゆっくりれみりゃから見れば左側か、そこだけ空けた箱を被せてある。 偽者のゆっくり霊夢がゆっくりれみりゃに気付いて怯えたりしたら計画が台無しだからな。 そして全てを終えた俺は先程まで眠っていたフリをしていたわけだ。 自分の天敵がすぐ傍にいる恐怖。更にそいつは自分と同じ顔のゆっくりを目の前で食べているのだ。それも、毎日。 それがどれだけの恐怖か、俺には分からない。 俺の都合上、ゆっくりれみりゃは一日一匹のゆっくり霊夢しか食べられないので、かりかりして目の前のゆっくり霊夢をどうにかして食べようと躍起になるだろう。 それが更に、ゆっくり霊夢を襲う辛苦となる。 ゆっくり霊夢はどうするだろうか。 怯えてぶるぶる震えるだろうか。 我を忘れて泣き叫ぶだろうか。 それを想像するだけで、俺は――たまらない高揚感を得る。 あれから何日経過しただろうか。 ゆっくり霊夢には、もう時間の感覚が存在していなかった。 毎日毎日、自分が過ごすはずだった幸福の日々を目の前で見せ付けられる苦痛。 自分を食べようと、いらいらした様子で飛び回っているゆっくりれみりゃの恐怖。 それが何も口にしていない空腹と身動きが取れないことの不快感とごちゃ混ぜになり、混沌と化していた。 『ゆっくり……したい……』 考えることはもはやそれだけ。 些事を考える余裕など、今のゆっくり霊夢にあるはずもなかった。 「美味しかったなぁ、ゆっくり霊夢!」 「ゆっくり美味しかったね!」 ゆっくり霊夢が食べたことのない、ブ厚いステーキを食べ終わって、主人と偽者ゆっくり霊夢は満足した様子だった。 ステーキ。幾度となく食べたいと主人に言い、その度にあしらわれて食べる機会のなかったステーキ。 本来なら自分が食べていたはずの、ステーキ。 ゆっくり霊夢の中に偽者への憎悪が込み上げ、だがすぐに虚脱感に襲われ萎んでしまう。 もう、何をする気にもなれなかった。 右側には未だにゆっくりれみりゃが自分を食べようと、ぱたぱた飛び回っている。 壁がある限り襲ってこないとは分かっていても、本能的な恐怖は拭い去れない。 もう、ゆっくり霊夢の精神はボロボロだった。 「さて、遊ぶか」 「ゆっくり遊んでいってね!」 「そうだ、今日は面白い玩具があるぞ」 「本当!?」 「おう。ちょっと目隠しするぞ、楽しみにしておけ」 「ゆっくりわくわくするね!」 食事の片付けが終わった主人は、偽者ゆっくり霊夢に目を布で縛っていた。 そして、本物ゆっくり霊夢の方向に歩み寄る。 『……!』 主人が自分の方に近付くのは、どれだけ久しいことか。 ゆっくり霊夢の中に、淡い希望が芽生えた。 もう身体を震わせる体力は残っていない。 ただ、主人が自分を見つけてくれることを祈るだけだ。 「えーと、何処だったかな……」 しかし、主人は期待も空しく、ゆっくり霊夢の死角へと移動してしまった。 希望が潰える。しかし、落胆する体力すらない。 自分の左側からがそごそという音。 結構時間がかかっている。 「お、あったぞ!」 ようやく主人が喜びの声を上げた。 と、同時。 いつかのときと同じく、ゆっくり霊夢の左側の壁が取っ払わらわれた。 反射的に、視線がそちらへ泳ぐ。 そして。 また、いた。 『れ、れれ゛い゛むぅぅぅぅ゛ぅ゛ぅ゛う゛ううぅ゛ぅ゛!!!』 『ゆ゛! ゆ、ゆゆゆゆ゛っく゛り゛し゛て゛ぇぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!』 発情し、顔は真っ赤にして目を血走らせたゆっくりアリスと。 そのアリスに襲われ、世にも恐ろしい顔で絶叫を上げる同種のゆっくり霊夢の姿があった。 『…………!!!』 世にも恐ろしい光景に、悲鳴を上げることも出来ず、咄嗟に目を逸らすゆっくり霊夢。 だが逸らした先には、 『うー!!!』 空腹で般若の表情をしたゆっくりれみりゃが、自分を食べようと壁をかりかり引っ掻いている。 『……!! …………!!!』 まさに前門の虎、後門の狼。 ゆっくり霊夢はただ、この状況をなんとかしてくれと願いしかない。 やがてゆっくりアリスが交尾を終えると、ゆっくり霊夢は黒く朽ち果てるのと同時に蔦を伸ばし、子供を生む。 ゆっくりれみりゃの箱より更に四倍は大きい箱の中で、小さな赤ちゃんゆっくり霊夢がぽんぽんと生まれた。 『ゆっくりしていってね!』 『ゆっくりしていってね!』 『れ、れいむ……れ゛い゛む゛ぅぅぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!』 だが、その瞬間。 発情が収まらないゆっくりアリスが、なんと赤ちゃんゆっくり霊夢に襲い掛かった。 『ゆ゛!? ゆ゛ゆ゛っ!?』 赤ちゃんゆっくり霊夢は突然の出来事に暴れるが、成人したゆっくりアリスに力で適うはずもなく。 他の赤ちゃんゆっくり霊夢たちは、怯えて隅に固まる。 そして交尾は終わるが、赤ちゃんゆっくりは黒ずんだだけで、子供を生むことはなかった。 ゆっくりアリスはその様子はじっと見つめた後、 ぎらり、とその視線を他の赤ちゃんゆっくりたちに移した。 その顔は、未だ発情したまま留まっており。 始まる、地獄絵図。 ゆっくり霊夢が覚えているのは、ここまでだった。 ついにゆっくり霊夢は意識を失い、失神してしまった。 冷たい、空気。 ゆっくり霊夢が目を開くと、そこは今まで暮らしていた部屋の中だった。 「……ゆっく!?」 吃驚して声を上げる。 声が、出る。 ゆっくり霊夢はもう猿轡をしておらず、狭い箱の中にも閉じ込められていなかった。 何が起こっているのか。 周囲を見渡すが、左右にゆっくりれみりゃやゆっくりアリスの姿は見当たらない。 あるのは、激しい空腹感だけ。 「ゆ、ゆっくりー!!!」 とにかく、理由は分からないが助かったことだけは分かり、ゆっくり霊夢は歓喜の声を上げた。 と、そこに、 「おう、起きたか?」 台所で朝食の支度をしていた主人が、ゆっくり霊夢の方を振り向いた。 「ゆっ……」 その顔を見た瞬間、今までの監禁生活で押さえ込んでいた様々な感情が溢れ出し。 ゆっくり霊夢は号泣しながら、主人の足元に飛びついた。 「う゛わ゛あ゛あああ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ゛ん゛!!!」 「おいおい、どうしたんだよ?」 主人は優しくゆっくり霊夢の身体を抱きかかえ、その涙を拭ってやる。 「ゆ、ゆ゛っく゛りて゛きる″! ゆっくりできるよぉぉぉ!!!」 「あぁん、お前何言ってるんだ……?」 わけが分からん、といった具合に主人は首を捻った。 だがその顔が笑いを堪えていることに、果たしてゆっくり霊夢は気付いているのだろうか? 「まぁいいや、朝食にするぞ」 「ゆ! 朝ごはん!?」 とにかくお腹が空いていた。寿司、ステーキ、自分が食べられなかった数々の豪華な食事を思い出し、思わず涎がこぼれそうになる。 激しい期待を込めて、調理中の料理を覗き込むゆっくり霊夢。 「……ゆ?」 だが、そこにあったのは、人参、椎茸などの普通の野菜ばかり。 しかもその量はかなり少なく、この空腹を満足させられる代物だとは到底思えなかった。 「も、もっといっぱい欲しいよ!」 「あー、悪い。今まで一週間贅沢したツケでな。今日から一ヶ月くらいこれで我慢してくれ」 「ゆっくり!?」 嘘だ、とばかりにゆっくり霊夢は絶叫を上げた。 「やだ! 食べたい!! れいむもステーキとかゆっくり食べたい!!!」 「お前、あんだけ食べてまだ足りないのか? 少しは限度ってもんがあるだろ」 「食べてない! れいむは食べてないよ!!」 「嘘をつくなよ!」 主人の厳しい叱責。びくりとゆっくり霊夢の身体が震える。 主人にとって、あの偽者が本物だったのだ。 あまりの理不尽に、ゆっくり霊夢は涙を流して訴える。 「違うの! 今までのれいむは偽者だったんだよ!! だかられいむは食べてないの!!!」 「いい加減にしろ!」 主人はがっしりとゆっくり霊夢の頬を掴み、言い聞かせるように耳元に囁いた。 「これ以上文句を言うなら、『ゆっくり出来ないようにする』ぞ」 「――!!!」 ゆっくり、できないように、する。 その一言は、ゆっくり霊夢のトラウマを蘇らせた。 「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 絶叫。涙の奔流が止め処なく溢れ出る。 「ごめ゛ん“な゛ざいぃ゛、ごめ゛ん゛な゛さ゛い゛ぃ゛ぃぃ!!! わがまま言わないからゆ゛る゛し゛て゛ぇ゛ぇぇぇ!!!」 「ごめ゛ん“な゛ざいぃ゛、ごめ゛ん゛な゛さ゛い゛ぃ゛ぃぃ!!! わがまま言わないからゆ゛る゛し゛て゛ぇ゛ぇぇぇ!!!」 その言葉を聞いた瞬間、俺は今までの人生で味わったことのない幸福感に包まれていた。 涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら、謝罪の言葉を口にするゆっくり霊夢。 その哀れな表情が……この上なく、俺の快感となる。 「じゃあ、文句は言わないな?」 「うん……」 「よーし、いい子だ。早苗さんから貰った野菜だぞ、ゆっくり味わって食べろよ?」 「ゆっくり食べるよ……」 消沈した様子のゆっくり霊夢。 それを見て、愛しさが込み上げてきた。 「ああもぅ、可愛いなぁお前は!」 ゆっくり霊夢を抱きしめて頬ずりする。 やっぱりこいつは最高のペットだ! 酷いことしたと思うって? でもそれって俺の愛なんだ! 愛ならしょうがないよね!!
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「「ゆっくりしていってね!」」 「……」 男は、無言でゆっくり二匹を抱えて道を急ぐ。 いきなり捕まえられたゆっくりは、口々に「ゆっくりやめてね!」「ゆっくりはなしてね!」などと言うが、男はゆっくりの言う事など聞かない。 それ以前に、これらのゆっくりがどのゆっくりかにすら興味がない男にとっては、ゆっくりが何を言おうと気にもならないのである。 ――ゆっくりれいむとかまりさとかみょんとかちぇんとか、帽子とかリボンとか、そんな個体識別はいらない。ゆっくりはゆっくりで良い。 この男の持論である。 男は、全く融通が利かない上に頑固という、友人の少ないタイプの人間だった。 余談はさておき、男は急ぐ事もゆっくりする事もなく、普通の足取りで自分の家に入った。 『詰め替えゆっくり』 「ユックリシテイッテネ! ユユ! コノユックリタチハユックリデキルコ!?」 (ゆっくりしていってね! ゆゆ! このゆっくりたちはゆっくりできるこ?) 男が玄関口で靴を脱いでいると、ブレて見えるほどのスピードのゆっくりが現れた。 「なにこのこwww ぜんぜんゆっくりしてないよw」 「ゆくりちていてねだってーw なにじんよ(pgr」 二匹にとって、異常なまでのスピードのゆっくりは嘲笑の対象らしく、好き勝手な事を言う。 「ユユ! マリサヲバカニスルコハユックリシネ! シネ! シネ!」 (ゆゆ! まりさをばかにするこはゆっくりしね! しね!) 「ちねだってさ」 「おお、したたらずしたたらず」 あまりに高速で飛び跳ねているために空中に浮いている様に見えるゆっくりを見ても、全く動じないどころかうざい対応をとるゆっくり二匹。 「ヘンナコトヲイウバカナユックリタチハユックリシネ!!」 (へんなことをいうばかなゆっくりたちはゆっくりしね!!) 「ゆぎゅ!? きもいよ! ぎもいよぉぉぉ!!!」 「きもいこはどっかいけ! ごっぢぐるなぁぁぁ!!!」 弾丸の様な速度で二匹のゆっくりに突っ込んでいくゆっくり。 このままぶつかれば、普通のゆっくり達は顔面からアンコを放出させて死ぬ事になるだろう。 普通のゆっくり達は、うざい顔を泣き顔に変えた。 「……」 その時、靴を脱ぎ終わった男が突然素早いゆっくりを踏んだ。 足には絶妙な力加減がかかっているらしく、素早いゆっくりは潰れてはいないものの動けずにもがいている。 「ユギュウッ!? オジザンナニズルノォォォ!?」 (ゆぎゅうっ!? おじざんなにずるのぉぉぉ!?) 「まりさたちをいじめようとしたけっかがこれだよwww」 「きもいこはそこでおとなしくしててね~www」 「「ばーかばーか♪」」 泣いたゆっくりがもう笑ったとでも言えば良いのだろうか。 普通のゆっくり達は反撃できない相手に対して暴言を吐き、素早いゆっくりはその言葉を聞いて男の足から逃れようと必死にうごめく。 目は血走り、口の端からアンコまみれの泡を吹いて凄まじい抵抗をする素早いゆっくり。完全に頭に血が上っている。 「オジザンユッグリバナジデネ! ゴイヅラユッグリデギナグジデヤルガラユッグリバナジデネ!!! ユギュッ!?」 (おじざんゆっぐりばなじでね! ごいづらゆっぐりでぎなぐじでやるがらゆっぐりばなじでね!!! ゆぎゅっ!?) 「うるさい」 もう止められないと判断したらしく、男はため息をついてそのまま素早いゆっくりを踏み潰した。 「ゆ……ゆっぐりじだがっだよ……」 素早かったゆっくりは、最期だけははっきり分かる言葉を呟いた。 「ばーかばーか、きもいこはゆっ!?」 「ゆっくりしたけっかがこれだよぉ!?」 死んだゆっくりへ罵声を浴びせている途中、男がゆっくり二匹を持ち上げた。 中途半端なところで強制的に口をふさがれた形になった二匹は、男に文句を言おうとするが何も出来ず、そのまま奥へ持って行かれる。 奥の部屋では、一般的にはゆっくりれいむ・まりさと呼ばれる種類のゆっくり数匹が動き回っていた。 「「ゆぎゅぅっ!?」」 二匹のゆっくりはいきなり手を離されたため、無防備なまま床に叩きつけられる。 すぐさま起き上がろうとするも、顔面から硬い床に落とされたのだ。二匹は、痛みを訴える様に泣き出した。 「「いだいよぉぉぉ!!!」」 「……」 泣き叫ぶ二匹を無表情で見ながら、男は飾りに何かの印を付け、部屋を後にした。 パタンとドアを閉めた音と同時に、突然二匹は起き上がり、ドアに向かってツバを吐きかける。 「れいむたちがないてるのにぜんぜんこっちみてなかったよ! ばかなじじいだね!」 「ほんとだね! まりさはこんなにかわいいのに、みるめがないじじいだね! しんじゃえばいいよ!」 そう言ってゲラゲラと笑う二匹。ウソ泣きだった様で、その顔は男への嘲笑に満ち溢れている。 ひとしきり男への文句を言い合ってから、改めて二匹は辺りを見渡した。 「たくさんゆっくりがいるね!」 「いち、に……かぞえきれないよ!」 実際は10に満たない数しかいないが、ゆっくりの頭では多数いる様に見えるのだろう。 二匹は、ここに閉じ込められている事すら忘れてしまったように、ゆっくりゆっくりと楽しそうに仲間のいる方に飛び跳ねた。 「「ゆっくりしていってね!」」 二匹はちょうど近くに来たゆっくりに声をかける。相手のゆっくりは、時間をかけて振り返った。 「ゆ~っ~く~り~し~て~……」 (ゆっくりしていってね! こんにちは、あなたたちはゆっくりできるゆっくり?) 「ゆぅ!? すごくゆっくりしてるゆっくりだよ!」 「いいなー、うらやましいなー、いっしょにゆっくりしたいよ!」 やたら素早いゆっくりは嘲笑の対象だったが、遅いゆっくりは尊敬の対象らしく、二匹は目をキラキラさせて擦り寄っていく。 だが、スローゆっくりはたっぷりと時間をかけて嘲りを含んだ顔へと変わっていく。 「ゆ~っ~く~り~や~め~……」 (ゆっくりやめて! ちかよらないでね! ふたりともぜんぜんゆっくりできてないからきもいよ!) 普通のゆっくりにとっては素早いゆっくりが気持ち悪く思う様に、遅いゆっくりにとっては普通のゆっくりが嫌悪感を催すものらしい。 スローゆっくりは、触りたくないとでも言う様にじりじりと後ずさっていく。 追うゆっくりと、避けようとするゆっくり。 先ほどの素早いゆっくりとの一件を、かなり速度を遅くして繰り返している様な状況。 スローゆっくりが嫌がっている事を知ってか知らずか、二匹の前に別のゆっくりが飛び込んできた。 「8zhldwezw,! 3uqqa,8zhlw@gjrt?」 (ゆっくりしていってね! あなたたち、ゆっくりできますか?) 「なにこのゆっくり! ゆっくりわかることばしゃべってね!」 「ふつうのことばしゃべってね! にほんごでおけ!」 「uibk8zhl! 0toue,bsf@0toue9!」 (なにこのゆっくり! わからない、ことばわからないよ!) ゆっくりなのにゆっくりの言葉をしゃべらないゆっくり。 これは、単純に通じないだけなので、別に好悪どちらにも当てはまらないらしい。 最終的には、身振りだけであるていどの会話らしきものをしていた。 無言で伸び縮みを繰り返すゆっくりにはかなりの気持ち悪さがあるが、男には気にならないらしい。 言葉を忘れてしまった様に伸びているゆっくり二匹を抱えて、別の部屋へと歩いていった。 その部屋には、甘い匂いが染みこんでいた。 先ほどの部屋と同じ形でゆっくりが数匹いる事も同じだが、その部屋にいるゆっくり達は、全てが丈夫な縄で押さえつけられ、頭頂部がぱっくりと開いていた。 「ゆ……ゆぅ、ごろじで、もう……ごろじで……」 「ゆふあははははははははははは」 「ぐぞじじい! れいむのあんごがえぜ! まりざのもがえぜ! み”ん”な”を”も”どに”も”どぜぇぇぇぇぇ!!!」 頭に黒い穴が開いた様にぽっかりとアンコが取り出されたゆっくりが、早く楽になりたいと呟く。 奇妙な色の何かを詰められているゆっくりは、壊れたテープレコーダーの様に、平坦な笑い声をあげ続けている。 ほとんど取られていないゆっくりは、目で表情で声で、憎悪を男にぶつけている。 そんな、ゆっくりにとっての地獄絵図を、抱えられたゆっくり達は無言で見つめていた。 先ほどの部屋でボディランゲージに慣れたためではなく、恐怖によって言葉が出ないのである。 男は、怯えるゆっくり達を、他のものと同じ様に縄でくくりつけた。 あまりの恐怖に動く事すらできない二匹は、無抵抗のまま縛り上げられる。 「かっこいいおにいさん、れいむをたすけてください。おねがいします」 「すごくゆっくりしたおにいさん、まりさもたすけてください。おねがい……」 ガチガチと歯を鳴らし、涙を流しながら助けを求める二匹。 人間で言えばあごの下にあたる部分から黒い液体を漏らしている。アンコを失禁している様だ。 だが、男は無言で見つめている。当然、許すつもりはない。 なぜなら、それがこの男の仕事だからだ。 じっと見つめている内にあまりのプレッシャーからか白目をむいて気絶した二匹を眺めつつ、男は仕事を始めた日の事を思い出していた。 「そこの貴方、ちょっと良いかしら」 ある日、男は赤と青の交差した服を着た女に声をかけられた。 男は、ちょっと周囲を眺めてから自分だと気付き、端的に用件を聞く。 男のあまりの無愛想さに苦笑しつつも、女は細い指をちょいちょい、と動かした。 「ちょっとお話があるのだけど……少し時間空けられるかしら?」 女は、笑顔で男を誘う。男は、無表情のまま女に付いていった。 美人だけれど服のセンスは最悪の女。 男の女……八意永琳への第一印象は、その程度のものだった。 「実験?」 「そう、実験に協力して欲しいのよ」 人間の里唯一の喫茶店で、風景にそぐわない怪しい会話をする男女。 二人の前に置かれたコーヒーは、手付かずのままでそこにあった。もう湯気は立っていない。 永琳はまずそうにコーヒーを一口飲み、淡々と話を続ける。 男にある実験の手伝いをして欲しいという事。 実験の内容は、ゆっくりの中身を入れ替えるとどんな変化が起こるのかについてという事。 報酬は、家と金と実験を終えたゆっくりは好きな様にして良い事。 「……ゆっくりの提供はするし、貴方自身が捕まえても良いわ。その代わり、定期的な報告と、新種を作る事に成功したら直接見せて欲しいのよ」 お願いできる? と、胸の前で手を合わせる永琳。 男は、ほとんど間を置かずに承諾した。 それからしばらく、男は送られてくるゆっくりの中身を様々な物に詰め替え続けた。 送られてくるゆっくりは様々な種族だったが、男は特に関心を持たなかった。ゆっくりはゆっくりでしかないからだ。 固体・液体・気体……食材だけではなく、ありとあらゆる物を試し続けた。 時には、わざと腐らせたものも入れてみたが、大体は数分生き延びるかどうかといった所だった。 たまに永琳が様子を見に来たが、順調だという所を見せると僅かに輝く視線を向け「この調子でお願いします」とだけ言って去っていった。 春が来て夏が過ぎ秋を越えて冬が終わり、一年が瞬く間に過ぎていった。 この頃には、一日の半分近くはゆっくりの中身を入れ替えて過ごす事が、男の日課となっていた。 ふと顔を上げると、ゆっくり二匹は口の端から黒い泡を吹き「ゆっ……ゆっ……」とうめくだけの存在に成り果てている。 男はそんなゆっくりを放置し、自分の部屋に戻る。 棚には大量の帳面が置いてあり、中には多数の中身を詰め替えたゆっくりの報告がまとめられている。 河童製だという、ゆっくりのアンコの核部分のみを残して全て抜き取る機械は、既に5台目に突入しているが、それもアンコまみれで酷い状況だ。 6代目への取替えはもうすぐだろう。 詰め替える物置き場は、男にしか分からないほどに雑然としている。 部屋の中は人間の内面を表すと言われているが、それが本当なら、男は相当に混沌とした性格をしているのだろう。 ――さて、あいつらの中は何にするかな。 男は、未だに白目をむいているだろうゆっくり二匹を思い浮かべ、これまでずっと表情のなかった顔に、初めて笑みを浮かべた。 饅頭生命体のゆっくりは中身に左右されるのではないかという考えから発展した結果、こうなりました。 最初は中身を入れ替えるだけの単純な話だったんですが……なぜこうなったんだろう。 感想フォームについてですが、捨てアド用意しましたので何かありましたらこちらにお願いします。最初から用意しておけば良かった……。 319_breeder@excite.co.jp by319 このSSに感想を付ける
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表示について 星の数はレア度を表す 最大で★5 ★1:N(通常種) ★2:PN(通常種~準希少種の間) ★3:R(準希少種) ★4:PR(希少種) ★5:SR(超希少種) 共通 〈通常時〉 ゆっくりしていってね!!! ゆっくり! ゆん! ゆん、ゆん、ゆん! にんげんさん、おはようございます!(善良種のみ) にんげんさん、こんにちは!(善良種のみ) にんげんさん、こんばんは!(善良種のみ) ねーねー、あそぼー、あそぼー?(愛で時、善良種のみ) もっとなでなでしてー(愛で時、善良種のみ) ゆっくりーのひー、まったりーのひー、らんらんらん! すーりすーりすーり(愛で時) こーろこーろ(旧バージョンのみ) ころころころー(旧バージョンのみ) ぜんそくぜんしーん!(ダッシュ移動中) わーい、まてまてまてー(ダッシュ移動中) わぁーい、ゆーっくりまってねぇ(ダッシュ移動中) わー、おそらをとんでるみたーい!(おそら) ぺーろぺーろ(他のゆっくりに対する慰め。食事時とは違い、イントネーションが観察日記におけるぺーろぺーろ) 〈おちび・家族関連〉 おちびちゃん、これからもずっといっしょだよ! いもうと、はやくおっきくなってね!(姉ゆ) おちびちゃーん! おかーちゃん! おとーちゃぁ〜! おねーちゃん! いもーとぉー! れいむぅー まりさぁー ありすぅー ぱちゅりー れみりゃー ふらぁーん ちるのぉー (みょん、さくや、ちぇんの名前呼びは未実装?) うまれるー、うまれるー!(出産時) 等 〈虐待時〉 やめてぇ!やめてね!やめてね! ゆんやぁゆんやぁゆんやー! ぷっくー!(ぷくー時) かえしてぇー かえしてよぅ(おぼうし没収) ごめんなさい、ゆるしてください!(善良種のみ) どうしてこんなことするのぉ!(基本ゲスのみ、子ゆを攻撃して怒らせると善良種も言う) やーじゃやーじゃ、おうちかえるぅ!(ゲスのみ) ゆっくりにげるよ(ゲスのみ) さむいーさむいよーだれかたすけてー(さむい…時) あついーあついよー!たすけてー!(炎上・あつい…時) もえてる〜もえてるよぉ(炎上・炎接近・あつい…時) どうしてほのおさんここにいるのぉ?(炎接近時) ほのおさんは、ゆっくりできないんだよぉ(炎接近時) ゲホッゲホッゲホッゲホッ(瀕死からの回復後) 等 〈食事時〉 わーい、ごはんさんだー! わーいわーい! ぺーろぺーろ むーしゃむーしゃ もーぐもーぐ ごはんさん、ありがとう!(善良種のみ) うめぇ!ぱねっ!(ゲスのみ) これめっちゃうめ(ゲスのみ) はっぱさんは、たべたくないんだよー(葉っぱ) これ、にがーい!(葉っぱ) なにこれ、すごーくまずいよ!(葉っぱ、ゲス) げろまず〜(葉っぱ、ゲス) おいしくないけど、がまんしようね!(葉っぱ、善良種のみ) くさーい! うんうん、くっさいよー!(うんうん) くさいよー! うんうんさんあっちにいってね!(うんうん) 〈空腹時〉 おなか、ぺこぺこー ゆんやぁゆんやぁゆんやぁ…(悲しい時とは別の泣き方) 〈うんうん体操〉 うんうんでりゅう〜 ゆっち、ゆっち ゆん! ゆん、ゆん、ゆん! 〈降雨時〉 あめさんだよー、ゆっくりできないよー あめさん、はやくあっちにいってねー とけちゃうよー、からだがとけちゃうよー 〈非ゆっくり時〉 おうちにかーえろっと! わーい、おはなさんだぁ! ゆっくりーのひー、まったりーのひー、らんらんらん! 〈非ゆっくりなりかけの時〉 やだやだやだぁ〜 やじゃやじゃおうちかえるぅ… おかーちゃん おとーちゃん 準共通 2〜4種間で共通のセリフ。 〈れいむ まりさ ちるの〉 ばーかばーか!(ゲス) 〈れいむ ぱちゅりー ちるの〉 もーっと、きもちよくしろー!(愛で時、ゲス) 〈ぱちゅりー ちるの〉 ごはんさん、ありがとうね(食事時、善良) 〈れいむ ふらん〉 あそんで、あそんでー!(愛で時) 〈ありす ぱちゅりー みょん さくや〉 はやくあやまりなさい!(ぷくー時 ゲス化) がんばりなさい、いまいくわ(他ゆへの虐待時) これはけんこうにいいわ!(食事時、葉っぱ) ごはんさんはどこかしら(狩り時) 〈ありす ぱちゅりー さくや〉 とーってもたのしいわぁ! 〈ありす ぱちゅりー〉 あまあまをはやくよこしなさい!(ゲス) そんなんじゃ、ぜんぜんかんじないわ!(愛で時、ゲス) そんなことしちゃ、だめなのよ(ぷくー時、善良) とってもおいしいわ!(食事時、善良) かりさんにいくわ!(狩り時) おなかがすいたわ(空腹時) 〈ぱちゅりー みょん さくや〉 わたしに、かわいいあかちゃんができたわ!(妊娠時) 〈れみりゃ ふらん〉 うー☆ うー☆うー☆うー☆ はやくあまあまをよこすんだどー(ゲス) ぎゃおー たーべちゃうぞー(ゲス ぷくー時 ゲス化) もうおこったどー(ぷくー時) どうしたんだどー、だいじょうぶかどー?(他ゆへの虐待時) とってもおいしいどー!(食事時、善良) ごはんさんどこだどー?(狩り時) おなかがすいたどー(空腹時) すごいどー、あかちゃんができたんだどー(妊娠時) れいむ 画像左側の個体が胎生妊娠形、画像右側の個体が植物妊娠形 通常種 レア度:★x1 1~9円(ランクC) 200~3000円(ランクB以上) 最もよく見かけるゆっくり。特徴は赤いリボンと2つのもみあげ。中身は漉し餡。 オプションパーツ(ランダムに装備する、プレイヤーが着脱させられない小物)はお花。左もみあげに握っている。王冠を被せると魔法少女ステッキに変化。 もみあげは長毛型・短毛型・わさ型の3種類があり、現行版では左右で種類が異なる場合もあるため、もみあげの形状だけでも合計9種類のバリエーションが存在する。(性格に影響は無い) 胎生妊娠形のれいむは黒髪で、植物妊娠型のれいむは茶髪。 主なボイス 通常時(全て善良種のみ) ゆっくりしようね! れいむね、しあわせだよー! れいむね、おうたがじょうずなんだよ! いっしょにうたおうね! れいむのもみあげさんをゆっくりみてね、すごーくかわいいでしょー? れいむのもみあげさん、おかーさんにほめられたんだー、れいむのたからものさんだよ れいむはしょうらいね、りっぱなおかあさんになるんだよ!そして、ずーっとずーっと、みんなとゆっくりしつづけるんだよ~! わぁーい、きーもちぃー!(愛で時) 等 れいむ種の通常時ボイスは善良とゲスとで完全に独立しており、共通のものは無い。 虐待時 たすけてー、れいむをたすけてー!(ゲスのみ、善良は固有ボイスなし) ゲス種 ここをれいむのゆっくりプレイスにするよ! このうんこどれい れいむ、おこるとすっごくこわいんだよ? れいむ、あかちゃんがいっぱいほしいよ!そしたら、みーんな、ゆっくりできるのにねー 等 ゲス種(愛で時) ぜんぜんきもちよくないよ? れいむはね、みんなのアイドルなんだよ れいむ、かわいすぎてごめんねー ぷくー時 れいむまけないもん! れいむ、おこるとすっごくこわいんだよ? ごめんなさいしようね!(善良種のみ) 他ゆへの虐待時 どうしたの、だいじょうぶ? がんばれ、がんばれー! ゲス化すると れいむまけないもん! れいむ、おこるとすっごくこわいんだよ? 等(いずれもゲス種、ぷくー時と共通) 食事時 おいしい! 狩り時 かりさんにいくよ! ごはんさんどこなのー? 空腹時 れいむおなかすいたよー? 妊娠時 あかちゃんができたよ!れいむにあかちゃんができたよ! おそら れいむはちょうちょさんだよー! かつてのれいむはもみあげが現在より若干上にあった まりさ 画像左側の個体が胎生妊娠形、画像右側の個体が植物妊娠形 レア度:★x1 通常種 2~15円(ランクC) 200~3000円(ランクB以上) れいむ種と同じく見かける頻度が高いゆっくり。 特徴は黒いとんがり帽子と片方だけ編まれたおさげ。中身は粒餡。 オプションパーツは木の棒(えくすかりばー) おさげに握っている。王冠を被せるとおもちゃの剣に変化。 現行版では長毛型・通常型・短毛型・めさ型(0.5a5~0.5b9では未確認)の4種類のおさげがある模様。 どの個体も語尾は「のぜ」となっており、いわゆる「だよまりさ」は存在しない。 胎生妊娠形のまりさは髪が黄土色で、植物妊娠型のまりさは髪が茶色っぽい。 主なボイス 通常時 まりさはおまえをぜったいにまもるのぜ! まりさはぼうけんのたびにでるのぜ! まりさはしょうらい、さいきょうのどすになるのぜ!おとーさんがそういってたのぜ! がんばるのぜ、がんばるのぜー!(うんうん体操中) おちび、はやくおおきくなるのぜ!(おちび保有時) まりちゃのちゃちゃちゃ~、まりちゃのちゃちゃちゃ~、まりちゃまりちゃのちゃ・ちゃ・ちゃ〜(愛で時) 等 善良種 まりさといっしょにぼうけんのたびにでるのぜ! まりさはしあわせなのぜ~ ゆっくりするのぜ きもちいいのぜ〜、くせになるのぜ〜(愛で時) もっとツンツンしてほしいのぜ(愛で時) 虐待時 まりさをはやくたすけるのぜ~!(ゲスのみ、善良は固有ボイスなし) ゲス種 おまえはゆっくりできないのぜぇ〜 まりさこのまえ、ひとゆでありさんをたおしたのぜ! まりさは、つよいてきとたたかいたいのぜ!もうありさんはらくしょうなのぜ! まりさは、けんかでまけたことないのぜ! まーりさーはつよいー、いーちばーんつよいー まりさはつよいのぜ ま・り・さ・は・つっよい・の・ぜ~! 等 ゲス種(愛で時) ツンツンがぜんぜんたりないのぜ もっとツンツンするのぜ! まりちゃのきゅーとなひっぷで、みんな、めろめろなのぜ! 等 ぷくー時 まりさはつよいのぜ まりさはおまえを、ゆるさないのぜー! まりさとしょうぶなのぜ!まりさはぜったいにまけないのぜ! はやくごめんなさいするのぜぇ? 等 他ゆへの虐待時 どうしたのぜ? がんばるのぜ まりさはおまえをぜったいにまもるのぜ! ゲス化すると まりさとしょうぶなのぜ!まりさはぜったいにまけないのぜ! はやくごめんなさいするのぜぇ? 等(いずれもぷくー時と共通) 食事時 とってもおいしいのぜ! まりさはこれで、がまんするのぜ!(葉っぱ、善良種のみ) これ、すごーくまずいのぜ(葉っぱ、ゲス) あまあまがたべたいのぜ!(葉っぱ、ゲス) ケーキ投与時 すごいのぜ~、ケーキさんなのぜ~ ケーキさんっ、ケーキさんなのぜー 等 狩り時 ごはんさんどこなのぜ〜? かりさんにいくのぜ! 空腹時 おなかすいたのぜぇー 妊娠時 できたのぜ!まりさにあかちゃんができたのぜ! ありす 画像手前側の個体が胎生妊娠形、画像奥側の個体が植物妊娠形(この画像ではみょんを妊娠) レア度:★x1 通常種 5~40円(ランクC) 800~6000円(ランクB以上) れいむ種やまりさ種の次によく見るゆっくり。 特徴は赤いカチューシャと金髪。中身はカスタード。 オプションパーツはお花。カチューシャの装飾として頭に付ける。 前作においてはゲス個体のありすが他のゆっくりを捕まえて強制的にすっきりーを行う「れいぱー」という仕様が存在した。 今作でもCランクはれいぱーとして描写されているが、それらしいセリフを言うのみで実際にゲーム内の行動としてれいぽぅを行う事は無い。 植物妊娠型のありすは髪色が茶色ぽく、胎生妊娠形の髪色は黄土色。 主なボイス 通常時 とっかい!とっかい! とかいは! ありすはとかいはよ すてきなであいがしたいわ! 等 善良種 すっごく、いいきぶんよ あなたとかいはね ありすとってもしあわせよ わたしがこーでぃねーとをしてあげるわ! わ!とーってもおしゃれね! 等 ゲス種 わたしのあいを、うけとりなさーい! んほぉお〜 んっほ、んっほ、んほぉお~ そこのあなた! そこのあなた、いっしょにあいしあいましょう! いいわ〜!もっともっとついてちょうだい!(愛で時) 等 食事時 とかいはなごはんをありがとう 妊娠時 ありすにたからものができたわ!すてきなあかちゃんよ〜 ぱちゅりー 画像左側の個体が植物妊娠形(赤紫色)、画像右側の個体が胎生妊娠形(青紫色) レア度:★x2 通常種 15~50円(ランクC) 1000~9000円(ランクB以上) ありす種とちるの種の中間ほどの頻度で見るゆっくり。 特徴は桃色の帽子と紫色の髪。中身は生クリーム。 オプションパーツはまどうしょ。口の下あたりの位置に固定されている。 森や海では出現率が上昇する。ぱちゅりー種を多量に用意したい場合は森を探すと良い。 観察日記と同様、他種より寿命が短く設定されている。(v0.29fまで) 胎生妊娠形のぱちゅりーは、髪色が青紫色で、植物妊娠型は、髪色が赤紫色。 主なボイス 通常時 むっきゅっきゅー! むきゅ、むきゅ! むきゅーぅ まどうしょによるとね ふむふむ、なるほどぉ 等 善良種 わたしにわからないことは、なにもないわ! わたしはしあわせものね からだのちょうしがいいわ! なんでもきいてね! 等 ゲス種 あなたはおばかさんなのね ゲホッゲホッゲホッゲホッ 等 ちるの 画像左側の個体が胎生妊娠形、画像右側の個体が植物妊娠形 レア度:★x2 飛行種 15~80円(ランクC) 1000~15000円(ランクB以上) おかざりによる追加特性を除けば非捕食種では唯一の飛行種であるゆっくり。 特徴は青いリボンと氷のような6枚羽。中身はアイスクリーム。 オプションパーツはカエル。頭の上に乗っけている。 飛行種の性質について 飛行能力を持ち、マップ内を三次元的に移動できる。挙動としては浮上(空中ジャンプ)と滑空を繰り返す形を取っており、空中で停止するような動きはできない。 手動操作モードではジャンプボタン(旧Aボタン)で飛行できる。ゆっくりと一緒にプレイヤーも移動するため、通常では登れないような高所に降り立つこともできる。 左右の髪の房(れいむ種のもみあげに相当する、破壊可能な部位)を破壊すると同時に羽も千切れ、飛行能力は失われる。 元ネタでは希少種扱いされる事も多いが、出現頻度はそこまで低くもない。 ゆっくり同士の戦闘において、攻撃時に相手を冷やす効果がある。逆にちるのは全ての寒冷効果を無効にする。 旧バージョンではぱちゅりー種と同様の寿命となっている(v0.29fまでクリーム系ゆっくりは寿命死が多かった) 胎生妊娠形のちるのは髪色が青で、植物型妊娠のちるのは髪色が水色。 主なボイス 通常時 さーいきょ! さいきょ、さいきょ! あたいったらさいきょーね! 等 ゲス種 おいおまえ! あたいのこぶんにしてあげる! あまあまもってこい! あたいにさからうの? 等 ゲス化すると あたいにさからうの? 等 食事時 さいきょうにおいしい! 空腹時 おなかぺこぺこぉ!(他種とはイントネーションが異なる) ちぇん 画像左右側の個体が胎生妊娠形、画像左側の個体が植物妊娠形。 レア度:★x4 準希少種 40~180円(ランクC) 8000~75000円(ランクB以上) 0.5にて追加 観察日記には登場しない、今作で新規実装されたゆっくり。 特徴は緑の帽子と猫耳。 少し出現頻度が低い。「わかるよー」が口癖。中身はチョコレート。 体の強度が低く、人間の攻撃などで1発攻撃すると2発分ぐらい食らう。ライトセーバーだと一発攻撃だけですぐに非ゆっくり症になる。 耳と尻尾は引き抜いてもロードを挟むと再生するため、他のゆっくりと同じようにいわゆる「ハゲ饅頭」にする事はできない。 植物妊娠型のちぇんは瞳の色が濃く、胎生妊娠形のちぇんは瞳の色が薄い。(v0.5から胎生妊娠形のゆっくりは瞳の色が変わった) 主なボイス 通常時 わかるよー、とーってもわかるよー? そうなんだねー ゆっくりーのひー、まったりーのひー、わっかるんだよー! ちぇんはかけっこがとくいなんだねー!だれにもまけないんだねー!わかるよー! とーってもきもちいいんだねー、わかるよー!(愛で時) もっとなでなでするんだね、わかってねー!(愛で時) うんうんがでるよーわかってねー!(うんうん体操中) 等 善良種 こんにちはなんだねー、わかるよー! こんばんはなんだねー、わかるよー! ちぇんといっしょにかけっこするんだねー!わかるよー! ちぇんはしあわせなんだねー!わかるよー! ちぇんはうれしいんだねー!わかるよー!(愛で時) 虐待時 どうしてこんなことするの~、わからないんだよ~ わからない〜わからないんだよ〜! ごめんなさい!わかってほしいんだよぉ!(謝罪形式だがゲス種でも発言する) かえすんだね〜すぐにかえすんだね〜!(おぼうし没収) あつい〜あついよ〜わかってねぇ!(炎上・あつい…時) さむい〜さむいんだね〜だれかたすけてほしいんだね〜!(さむい…時) ちぇんはにげるんだねー!わかってねー!(ゲスのみ) 等 ゲス種 ここはちぇんのゆっくりプレイスなんだねー!わかるよー あまあまをもってくるんだねー!わかれよー? ちぇんはさいきょーなんだねー!わかれよー? わからないよー? わかれよー! ちぇんにはさーっぱりわからないよー? ちぇんがかわいすぎてしかたないんだねー!(愛で時) 等 ぷくー時 わかるよー? ちぇんはもうおこったんだねー! 他ゆへの虐待時 だいじょうぶなんだね~、ちぇんがまもってあげるんだね~ がんばるんだね~、ちぇんがいまいくんだね~ 等 食事時 ちぇんはいっぱいたべるんだねー うんうんさんあっちにいくんだよぉ、わからないよー!(うんうん) ケーキ投与時 ケーキさんっ、ケーキさんなんだねー! 等 狩り時 ごはんさんでてきてねー?わからないよー? はっぱさんのにおいがするんだね、わかるよー?(葉っぱ) 妊娠時 ちぇんにあかちゃんができたんだね、わかるよー! おちびちゃんは、ゆーっくりできるんだねー、わかるよー おそら ちぇんはおそらをとんでるね、わかるよー ちぇんはつばさをてにいれたんだね、わかるよー 非ゆっくり時 わかるよーにんげんさんはちぇんのことがすきなんだよーわかるよー どうしてこんなことするの~、わからないんだよ~ みょん(ようむ) 画像左側の個体が植物妊娠形、画像右側の個体が胎生妊娠形 レア度:★x4 準希少種 100~200円(ランクC) 15000~90000円(ランクB以上) v0.28kで追加 ありす種、ぱちゅりー種、ちるの種よりも出現頻度の低いゆっくり。(観察日記の頃よりも更に出現しなくなった?) 特徴は黒いカチューシャと銀髪。中身は白餡。 オプションパーツは木の棒(はくろーけん) 口に咥えている。 原点では通常種扱いだが、このゲームでは希少種扱いなのか売値も極めて高い。また淫語しか喋れない「淫語みょん」は登場しない。 基本的に語尾に「みょん」と付くが、一部のボイスはありすやぱちゅりーと同じ女言葉の汎用セリフになっている。 植物妊娠型のみょんは髪色が白色で、胎生妊娠形は髪色が灰色。 主なボイス 通常時 みょんみょんみょーん ゆっくりのーみょーん、まったりのーみょーん、みょんみょんみょーん みょんはともだちだみょん(善良種のみ) うんうんでるみょーん(うんうん体操中) 等 ゲス種 みょんにかてるとおもってるみょん? みょん、そこのおまえみょん! はやくあまあまもってくるみょん! 虐待時 ごめんなさいみょーん(善良種のみ) ぷくー時 みょんとたたかうみょん! みょんにかてるとおもってるみょん? 食事時 とーっても、おいしいみょん! これ、めっちゃうまいみょん!(ゲス) ごはんさん、ありがとうだみょん これはみょんのごはんだみょん(ゲス) 出産時 うまれるみょん、うまれるみょん さくや 画像左側の個体が胎生妊娠形、画像右側の個体が植物妊娠形 レア度:★x5 希少種 100~200円(ランクC) 25000~120000円(ランクB) 原点でも希少種とされているゆっくり。 特徴はプリムと銀色のおさげ。中身は(このゲームではそうは見えないが少なくとも原点では)プリン。 オプションパーツは歯ブラシ。口に咥えており、近くに汚れ状態のゆっくりがいると磨いて綺麗にする事がある。 今作ではみょんと同等以上に出現頻度が低くなっており、売値も最高クラスとなっている。 観察日記と同様、基本的にはゲス捕食種の捕食対象にならない。 植物妊娠型のさくやは髪色が白色で、胎生妊娠型は、髪色が灰色。(みょんと同様) 主なボイス 通常時 おじょーさま、おじょーさま おじょーさま! なにかごようですか あなたにちゅうせいをちかいます(善良種のみ) うんうんがでますぅ(うんうん体操中) 等 ゲス種 あなたはめしつかいね はやくおじょーさまにごはんをはこびなさい 等 食事時 とってもおいしいですね! すてきなおりょうりですね! これはわたしのごはんです(ゲス) 等 空腹時 はやくおりょうりしないと… 出産時 うまれますぅ、うまれますぅ れみりゃ(れみりあ) 画像左側の個体が胎生妊娠形、画像右側の個体が植物妊娠形 レア度:★x3 捕食種 60~150円(ランクC) 7000~50000円(ランクB以上) 廃墟でよく見かけるゆっくり。 特徴はこうもりのような羽と牙。中身は肉饅。 捕食種の性質について ランクC〜Bの捕食種は設定次第で他のゆっくりに対して、身体に噛み付いて引き摺り回し体力を吸収する「捕食」を行うようになる。羽の破壊やあんよ焼きなどで移動能力が損なわれている状態でも行う事ができ、与えるダメージ量は体格差によって変動する。 同じ捕食種であるふらん種も同様の性質を持ち、また捕食種同士は捕食の対象にならない。加えてさくや種も例外とされている。 設定についてはゆっくりにっきのステージ①の「タイトル画面」を参照 過去版では他のゆっくりと比べて移動速度・飛行速度が速かったが、現行版では個体ごとにランダムの模様。(他の種類のゆっくりも同様)また、0.5a~0.5a5では飛行できないバグがあった。 現行版では糸目型と丸目型の2種類のバリエーションがある模様。丸目の方が若干少ない。 胎生妊娠形のれみりゃは髪色が紫色で、植物妊娠形のれみりゃは髪色が赤紫色。 主なボイス 通常時 ゆっくりの~うー☆まったりの~うー☆れ・み・り・あ・うー☆ れみりあうー☆ もっとぷにぷにするんだどー(愛で時) 等 善良種 れみりゃといっしょにゆっくりするんだどー いっしょにあそぶんだどー れみりゃしあわせ〜(愛で時) とってもきもちぃーどー!(愛で時) 等 ゲス種 さくやぁ!さくやぁ! ぷにぷにがたりないどー(愛で時) 等 ふらん 画像左側の個体が胎生妊娠形、画像右側の個体が植物妊娠形 レア度:★x3 捕食種 60~150円(ランクC) 7000~60000円(ランクB以上) 廃墟でよく見かけるゆっくり。 特徴は枯れ枝に結晶が生えた様な羽と牙。中身は餡饅。 捕食種の為、設定次第でランクC〜Bは他のゆっくりを襲いはじめる。 れみりゃと共通するセリフは語尾に「どー(だどー)」とつく。 植物妊娠型のふらんは瞳の色が濃く、胎生妊娠形のふらんは瞳の色が薄い。髪の色も胎生妊娠型のふらんがべたっと塗ったような色をしており、植物妊娠型のふらんは胎生妊娠型に比べ、髪色が薄い。 主なボイス 通常時 おいかけっこしよ! いっしょにあそぼー!(善良種のみ) なにしてあそぶ?(善良種のみ) 等 ゲス種 わたしとあ・そ・べー! つまんない、つまんなーい! 等 過去版ではサイドテール有りの髪型がデフォルトだったが、現行版ではサイドテール無しがデフォルトとなっている。 コメント(編集できない場合やメモなどに) コメントログ 名前 性欲は同じランク内にも優劣があるらしく、性欲ゼロのパチュリーばっか集めて狭いとこ放り込んだら父役になるやつが出てきて、その個体を今度は性欲0れいむとツガイにさせると、やっぱり父役になったわ - 名無しさん (2024-05-17 03 00 21) 昨夜は☆3じゃない?普通にレミフラと同じ頻度で出てくるし。 - え (2024-04-30 22 36 37) まりちゃにリンゴのかぶりものはよくにあうのぜ - 名無しさん (2024-02-20 17 27 34) 可愛いらしいでしょうか -  (2024-01-14 14 02 38) おいかけっこしよ -  (2023-12-29 16 45 59) ↓ゆっくすで合ってます。前作からの変更点はれいぽぅをやらなくなっただけで普通のゆっくすはやります - れみどん (2023-12-25 18 04 24) ありすを2ゆんくっつけてたらBありすがAありすの後ろに回ってBありすが腰?をめっちゃ振ってました。そしたらそれが終わった時に、Aありすが妊娠してました。これってゆっくすですか? - フシギダネ (2023-12-25 17 09 49) なんかとてもいい -  (2023-12-17 16 44 31) 捕食種はつい愛でちゃうな - ソンス (2023-07-18 10 42 10) 糸目れみりゃが死ぬとき目を開くことがある - 酒 (2023-07-17 12 12 40)
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ゆっくり畑 リリーホワイトが嬉しそうに弾幕をばら撒きながら喜びの声を上げている季節。 昨日耕した畑に種を植えようと向かったのだが。 「「「「「「んほぉぉぉぉぉ!!!」」」」」」 博麗の巫女やら普通の魔法使いやらの顔―ゆっくりがいた。 暖かくなってきたからだろうか、互いにすりすり仲良さそうにと頬を擦りあっている。 (そういえばゆっくりは頭から茎を生やすよな・・・) それを思い出し、ちょっとした実験をやってみたくなった。 「れいむきもちいいよ!!!」 「まりさ!そろそろれいむもすっきりするよ!!!」 「「すっきりー!!!」」 人目もはばからずすっきりしていた一組の番がすっきりする。 頭からにょきにょきと茎が生えてきて― ブチッ 「いやぁぁぁぁぁ!!!」 「まりさとれいむのあかちゃんがぁぁぁぁ!!!」 ある程度の所で根元―れいむの頭のてっぺんごと茎を取り払う。 「なんでごどずるのぉぉぉ」 「いだいぃぃぃぃぃ」 泣き喚く声を無視し、そのまま畑に茎を植える。 よし、そのまま放っておくと萎んでしまう筈の茎は元々の青々さを保ったままだ。 そのままだと五月蝿いのでこの2匹には肥料になってもらおう。 畑の内の一列に、計5本の茎を差し替えた。 普通ならゆっくりする事無く実が付く茎が、青々としたまま立っている。 何と言うか、それは非常にゆっくりしていると思った。 さて、次の列に取り掛かろう。 「おほぉぉぉぉぉ!!!あと少し!!!」 「すっきりぃー!すっきりーー!!もうひとつおまけにすっきりーーー!!!」 気分良くすっきりした番から蔓がにょきにょきと生えてきた。 それも2匹ともである。 「あかちゃんができてきたね!」 「とてもゆっくりしたこになるといいね!!」 「でもたべものをたべないとみんなゆっくりできなくなるからもどろうね!」 和やかに話をする2匹。 ひょいと2匹を持ち上げる。 「「ゆゆー、おそらをとんでるみたいー」」 暢気に喜んでいる2匹を、畑に空けた穴へ、隣り合わせにして入れる。 「ゆ、じめんさんがめのまえにみえるよ!」 赤ちゃんが出来ているためにジャンプして越えられそうも無い2匹。 この後は当然土をスキマに入れて固定する。 「!!??」 「!?!?」 口の上まで土を入れた為に何を言っているかさっぱり分からない。 何、気にする事はない。 これも5本―もとい5匹づつ行う。うち1匹は番を肥料にし、うち1組は頭まですっぽりと土を被せた。 さて、最後の1列だ。 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・かわいいあかちゃんだよ・・・」 「ZZZZZ・・・・・・」 頭に茎を生やし満足した一部の番は疲れてかどうかは知らないが眠っていた。 ばれないように片方を肥料にし、母体を持ち上げる。 その後に底を取り払い、中身がこぼれないように畑に置く。 「ゆ゛!?」 「おっとごめんね、うとうとしてて倒れちゃいそうだったから倒れないようにしてあげたんだよ」 「なーんだ、おにいさんありがとう!!!」 「それじゃゆっくり眠っててね、起こしちゃってごめんね」 「うん、ゆっくり眠るよ・・・ゆぅ、ゆぅ・・・」 これまた畑の1列に5匹分置く。 それぞれ埋める高さを調節し、茎は大体どのゆっくりからも同じ高さにでているようにした。 これでゆっくり畑の完成である。 さて、どの茎が一番早く収穫できるだろうか? さっと水をやってその日は終了とした。 1日目 茎だけのものは変わりが殆ど無い。 草花のような成長速度である。 そのまま埋めた所は通常と同じように育っている。 違うのは声を掛けてくれる親がいない、ということだろうか。 まだぽつんと丸いものがくっついているというような感じである。 母体の目はまだ周囲を見る事が出来るのだろうが、 足を切り落とした方は― 「ゆゆ、うごけないよ・・・だれかたすけてね・・・」 「どうしたんだい?」 「ここからうごけないよ!おうちかえりたい!」 悲しそうな声を上げる母体。 しかし実験のため、動かす訳には行かない。 第一足を切ったのだから下手に動かせば死んでしまうだろう。 実の方は・・・これもまた丸いものが付いてきた感じだろうか。 「あかちゃんが落っこちちゃうのは駄目だよね?おかーさんになるんだからゆっくり頑張ってね」 「ゆゆ・・・がんばるよ」 唯一会話ができるこのゆっくりを元気付けると、それぞれにまた水を撒く。 大体、通常1週間位で赤ゆっくりは地面に落ち生まれると言う。 畑で育てていくとどうなるのだろうか? 4日目 そのまま埋めたゆっくりと足を落としたゆっくりの茎にはそれぞれの親が分かるようなゆっくりの実が付いていた。 埋めた親ゆっくりの目は空ろで、何処を見ているのか分からない目をしていた。 「ゆー、ゆー」 何も知らない埋めゆっくりの赤ちゃんはただその場でゆらゆらと揺れていた。 「ゆ、なんだかまえよりらくになってきたよ!」 足を切り落としたゆっくりは前より元気だった。 ちょっと足元を掘り返してみると・・・根っこが生えている。 「地面さんが栄養をあげているんだよ」 「ゆゆ!じめんさんはすごいね!!」 もう動けなくても足切りゆっくりは完全に植物状態でいられるだろう。 一方茎だけの方は少しずつ成長してはいるものの、実をつけるまでには至らない。 ・・・もしかして赤ゆっくりの部分ができないと駄目だったのか? もう暫く観察してみよう。 7日目 茎だけのものは通常の植物並みの成長速度を保っている。 埋めゆっくりは黒ずんではいない為生きているのだろうが、反応も殆ど無い。 掘り返してみたが根が生える気配もなく、生ける屍状態であった。 一匹だけ落ちる前に食してみる。 「ゆ゛っ」 甘さ控えめの饅頭が出来ていた。 「ゆっきゅりおちるにぇ!」 埋めゆっくりから遂に赤ゆっくりが誕生した。 「ゆっきゅりちていってにぇ!!!」 「ゆゆ、おきゃーしゃんは?」 「きっとレーミュのためにごはんをとりにいってりゅんだにぇ!」 「ゆっきゅりまつよ!!!」 どうやらその場に留まり続ける事を選んだようだ。 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 足きりゆっくりはまた寝ていた。 折角なのでこちらも味を見る事にする。 「ゆぎゅっ」 こちらは栄養がたっぷり行き届いた所為だろうか、かなり甘くなっていた。 さて、赤ゆっくりがそろそろ生まれる頃だ。 「起きろー、そろそろ赤ちゃんが生まれるぞー」 「ゆ!あかちゃんどこ?」 目をぱちくりさせて赤ゆっくりを探す足切りゆっくり。 「ゆっくしちていってにぇ!!!」 埋めゆっくりよりも立派な茎から赤ゆっくりが落ちる。 2、3、4…次々と落ちる。 「おきゃーしゃん!おにゃかしゅいたよ!!!」 「おなかすいたの?じめんさんからえいようをもらってね!!!」 「どうやりゅの?」 「じめんさんがげんきにしてくれるんだよ!!!」 「じめんしゃん!ごはんちょうだいにぇ!!!」 こちらもその場にそのまま留まる事になった。 他の喋れない足切りゆっくりからも赤ゆっくりが落ちる。 いずれもその場に留まるようだ。 果たしてこの赤ゆっくり達はどうなるのだろうか。 30日目 埋めゆっくりから生まれた赤ゆっくり達はなす術なく8日目には全滅した。 足切りゆっくりから生まれた赤ゆっくりはその殆どが死んでしまったが、何匹かは地面に根を下ろす事が出来た。 今では親と同じように頭から小さい茎を生やしている。 「ゆっきゅりそだちぇるにぇ!」 「どぼじでずっぎりじでないあがぢゃんがらぐぎがでるのぉぉぉぉ」 一部茎の生えた赤ゆっくりを少し離れた所に植え替える。 きっとこの赤ゆっくりは長く育つだろう。 茎だけ植えたものはしっかりと根付いており、すくすくと成長していた。 しかし赤ゆっくりが生まれてくる気配は無い。 育ち方からして秋に何かが起こるだろうと考え、そのまま育て続けた。 200日目 秋に活発になる神様姉妹の喧嘩がよく起こるような秋。 足切りゆっくりとその子供達はゆっくりしていた。 子供も成体サイズとなり、足の下はびっしりと根を張っていた。 すっきりする事もなく頭には実を付け始めている。 「ゆっくりできるね!」 「じめんさんのおかげでゆっくりできてるね!」 さて、茎だけの方は・・・と。 子ゆっくりサイズの実を付けていた。 しかし喋ることもなく、表情を買えることも無い。 中を割ってみると、そこには大量の小さいゆっくりの粒が入っていた。 一粒口に入れるが、これが中々硬い。 もしかしたら種なのかもしれない。 ゆっくりの中身は餡子だった。 餡子の種といったら― その日、いくつかのゆっくり種を持ち帰り、小豆を作る要領で煮ていく。 「うん、コレは小豆だ」 こうしてゆっくり小豆が完成する事となった。 このゆっくり小豆の茎や実、種を普通のゆっくりに食べさせた所。 「ゆっくりをころしたゆっくりできないゆっくりはゆっくりしね!!!」 と他のゆっくりに嫌われたようだ。 どうやらこれはゆっくりの特性を受け継いでいるようである。 色々使えそうだなと、頭の中でそろばんを弾いていた。 270日目 ゆっくり小豆の茎は枯れ落ちていた。 足切りゆっくりは地面に喋らない赤ゆっくりを落とし黒ずんでいた。 この赤ゆっくりは春に芽を出すのだろうか。 もし春に芽を出すのであればそれは喋るのだろうか、それともゆっくり小豆になるのだろうか。 来年の春が楽しみだ。 これからはゆっくり小豆を外側に埋め、中で野菜を育てて行こうと考えていた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あとがき 植物型に増えるゆっくりなのだから植物のように育ててみました。 中が餡子なので植物の方に傾けば小豆になりそうです。 外敵とかが出てきたり目の前で野菜を育てたらどうなるのでしょうか。 今まで書いたもの 博麗神社にて。 炎のゆっくり ゆっくりを育てたら。 ありす育ての名まりさ 長生きドスの群 メガゆっくり このSSに感想を付ける
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「う~う~♪」 俺が散歩にと道端を歩いているとそんな声が聞こえた。 「ゆっ、やめてね、まりさは食べないでね!」 見ると、ゆっくりれみりゃがゆっくりまりさを食べようとしているところだった。 周りを見るとゆっくりれいむの髪飾りやそれよりも小さい飾りや帽子が落ちていた。 なるほど、ゆっくり一家を食べつくしたか、れみりゃにしては大戦果だ。 「ゆっ、ゆっ! あ、お兄さん、ゆっくり助けてね!」 まりさがこちらに気がついた。なんだかうざい声でぴーちくと助けを求めてくる。 なんでれみりゃはさっさと食べないんだ。 「う~おながいっばい~♪」 なるほどな。 もう少しお腹に余裕ができるまでまりさをキープしてるのか、 それともまりさをいたぶっているのか、ゆっくりゃのくせに生意気だ。 そこである考えが思いつく、れみりゃがいたぶっているのを見ていたら俺もしたくなった。 「やぁ、れみりゃ、そんな食べ飽きたものは捨ててぷっでぃ~ん食べたくないかい?」 「う~♪ れみりゃぷっでぃ~んも食べる、もっでぎでー♪」 最初は甘言で連れて行こうとしたが早くも面倒くさくなった。 何故俺がゆっくりゃなどにない頭を割いてまで考えねばならないのか。 と、言うわけで優しくれみりゃに近づき、羽をもぐ。 「うっっがっぎゃゃー! ざ、ざくやー!!」 とたんにすさまじく泣きだし、暴れる、うるさいので殴る。 「うぎゃー!」 「お兄さんありがとう! ゆっくりれみりゃはゆっくりしんでねっ!」 その隙にまりさが逃げようとする、それも捕まえる。 「ゆっ、なにするのお兄さん、ゆっくりれみりゃと同じ場所ではゆっくりできないよ! ゆっくりはなしてねっ!」 そう言って媚びた笑いを向けてくる、こいつは俺を味方と思っているんだろう、うざいので殴る。 「どぉじでごんなごどずるのー! だべるなられいむからだべでー!」 食べないし。それにお前が身代わりにしようとした家族はもういないよ。 俺は泣き叫ぶれみりゃとまりさを両脇に抱えて家へと帰った。 家に帰ってきた俺はさっそくれみりゃをゆっくりれみりゃ用透明ケースに詰め、まりさは適当に籠に閉じ込めた。 (まずは腹を空かせてもらわないとな) れみりゃは今、満腹なはずなので少し時間を置くことにする。 次の日、再び様子を見に来た。 「ざくやー! れみりゃおながずいだー!」 れみりゃを見る、よし、再生してるな。 しかしなんという燃費の悪さ、昨日はあんなに満腹だったのに。 「ゆ、ここじゃゆっくりできないよ、ゆっくりだしてね!」 まりさは昨日のことは覚えてないようだ、とりあえず籠から出してやる。 一瞬れみりゃに怯えるが、動けなそうなところを見ると揚々とこちらに近づいてきた。 「ゆっくりおなかへったよ! ゆっくりごはんだしてね! 出さないのならはやく出て行ってね!」 ぴょんぴょんと俺の目の前で跳ねる、うざい。 「あぁ、まりさ、ご飯だけどな」 「ゆっくりはやくだしてね!」 「まりさには餓死してもらうから、ないんだ」 軽く言う、実際どうでもいい。 「ゆっ?」 意味がわかってないんだろうか、まりさは少し考え。 「どおじでぞんなごどいうのー!」 泣き出した、うざいので殴った。 まあ、まりさいじめは今回は置いておこう、今回の主役はれみりゃなのだから。 早速れみりゃをケースから取り出してまりさを渡してあげる。 「う~♪ う~♪ れみりゃの御飯だぞー♪」 お腹がすいていたのか、今度はすぐにまりさを食べようとするれみりゃ。 まりさは痛みとショックで固まってる。 もちろん、俺もれみりゃにご飯を食べさせる気はない。 まりさがれみりゃの口に入るその直前、れみりゃをぶん殴り、まりさを救出する。 「うあっー、ざくやー! どおじでー!」 そう、俺の考えとはれみりゃのゆっくりを食べるをやめさせることだった。 もちろん、いやがらせの意味で。 とりあえず、同じことを朝昼晩三回繰り返す。 次の日、部屋に入ると 「「おながずいたのー!」」 ゆっくり二重奏だ、これは耳障りな音楽だ。 しかしこいつらには昨日のことは忘れてしまったのか、取り合えずまりさを取り出す。 「おにいざん、ばやぐごばんもっでぎでー!」 「駄目だよ、もう二度とまりさはご飯を口に入れられないんだよ」 「どぼじでぞっ!?」 話の途中で面倒なのでまりさの口をホッチキスで止める、伝統的ゆっくり口封じである。 「うっーうっー」 はは、なんだかまりさ、れみりゃみたいだぞ。 さて、つぎはれみりゃだ、っと。 「うぎゃー!」 れみりゃの髪を引っ張ってケースから出す、こいつ重くて出すのも面倒になってきた。 でも、出しとかないとまりさ奪還失敗するかもしれないしなぁ。 もうちょい広いケース買えばよかったか。 「ほーら、れみりゃ、ご飯だぞー」 「う~♪ う~♪ れみりゃのごはん~♪」 こいつ昨日と同じセリフはいてやがる、もちろん、食べる前に殴る。 「なんで~なんでれみりゃにごばんだべざぜてぐれないのー!」 「それはね、れみりゃがゆっくりを食べるからだよ」 「れみりゃのごはんー!」 「ちがうよ、れみりゃのごはんはゆっくりじゃないんだよ」 「う~?」 じゃあ、何を食べるんだろう、俺も問答の答えは用意してなかった。 ぷりんか、いやいや、そういえば雑食じゃないか、なんでも食うのか。 ならばべつにゆっくりにこだわる必要ないのか、まりさいらなかったな… まりさを踏む。うーうー唸っている。 これはこれでいいか。折角だ、続けてみよう。 一週間後、今日も同じようにれみりゃを取り出す。 髪をつかみ続けたせいで10円禿ができてしまった。 まりさのほうはもう、ほとんど動かない、死の目の前だ。 「ざくやー、ざくやー」 「はいはい、ごはんですよー」 まりさを渡す、れみりゃは少し考える、空腹で目の前のゆっくりを食べたい、でも絶対阻止される。 でも食べたい、でも絶対殴られる、食べられない上に殴られる? れみりゃは気がついた、もうこれは食べられない。 「いや゙ぁぁぁぁ! もうゆっくりだべだぐないのぉぉ!」 そう言ってまりさを投げ捨てる。 ここにきてようやくわかってくれたか、うんうん。 ピクピクしてるまりさ、気分がいいので口を破って(癒着してた)あげる。 「ゆ……ゆ…」 「まりさ、よろこべ、ご飯をやるぞー」 「ゆ…?」 そう言って一週間前のれみりゃの羽をあげる。 「ゆ…ゆ…」 はじめはゆっくりと食べていたまりさだったが、徐々にスピードを上げて羽にがっつく。 「むしゃむしゃむしゃむしゃ!」 そしてフィニッシュにゆっくり味わうまりさ。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー♪」 「それはよかった」 うん、どうやら体力も大体回復したみたいだな。 「おにいさんもっとごはぴぐ!?」 そしてまたホチキスで止める。 「最後の晩餐、楽しんでもらえてよかった」 そう言ってまりさをかごに押し込む、必要もないので、もう二度と出さないだろう。 「れみりゃにもご褒美上げないとなー、はい、ピーマン」 「う~ざぐやー!」 お気に召さないようだ、一週間も食べてないのにすごい根性だ。 「あ、そ、じゃあ、いらないね」 「う~だべる~」 「あげない」 目標は達成したし面倒になってきた。 れみりゃは割と好きだし、ひと思いに殺してあげよう。 「う~! ざくやー! このおじさんごろじでー!」 やっぱりれみりゃはなぶるように殴る蹴る。 「やっぱり死なないなぁ」 れみりゃは再生能力が高いのだ、面倒なので、ケースに詰めておくことにした。 「だ、だずげ…」 「れみりゃ、やっぱり君もそのまま餓死ね」 そのまま俺は部屋を出て行く。 「だずけでーざくやー! い゙や゙ぁぁぁ!!」 れみりゃは次の日に死んでいた。 まりさの方も三日と持たなかった、やはり体力が落ちていたか。 このSSに感想を付ける
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山の中をゆっくりと歩く。 普段からこの近辺の里の人間はこの山の恩恵を預かっている。 その山にゆっくりの群れが移住してきたというので私がそれを確かめに行く事になった。 山の中を歩いていると程なく目的の物体を見つけた。 言うまでもない、ゆっくりだ。 「ゆ~♪みてまりさ!ここにはごはんがいっぱいあるよ!!」 「本当だねれいむ!ここはゆっくりできるね!」 オーソドックスなペアの饅頭を見つけると私は話しかけた。 「やあこんにちは。ゆっくりしているかい?」 「「ゆ!ゆっくりしていってね!!」」 こちらに気づいてお決まりの挨拶を返した 「おじさんもゆっくりしていってね!」 「おじさんはゆっくりできるひと?」 まだ対して山に踏み入っていないのに見つかるとは……思ったよりも人里の近くに住み着いたんだろうか。 「ああ、ゆっくりできるよ。ほら、これをやろう」 そういって私は持っていた袋の中からお菓子を渡してやる。 「「む~しゃ、む~しゃ、しあわせ~!!」」 よし、食ったな……。 「「おじさんありがとう!もっとお菓子をちょうだいね!!」」 さてと、目的を果たさないとな 「ああ、もっとあげよう、ただその前にちょっと聞いていいかい?」 「「ゆ!ゆっくりきかせてね!!」」 私は質問を続けた。 「君たちの群れのリーダーに会わせてくれないかい?」 「りーだー?ねえまりさどうしよう?」 「ゆ!だいじょうぶだよれいむ!このおにいさんはゆっくりできるひとだよ!」 「わかったよまりさ!ゆっくりつれていこうね!」 「「ゆっくりついてきてね!!」」 そういってゆっくりたちは私を案内する様に跳ねていった。 よし、まずは成功と。 少しの間歩くと、開けた草原にたどり着いた。 ここは里から来た時に休憩に使ったりする人も多い場所だ。 今は山に立ち入る時期でもないから人の姿を見る事はない。 その代わりに、大量のゆっくりがゆっくりとしていた 数が多いな……。 「「ゆ!ついたよ!!ゆっくりおかしをちょうだいね!!」」 全くこの饅頭、もう約束を忘れているな。 「その前にリーダーを連れてきてね。そうすれば皆にもお菓子をあげるよ」 そんな問答をしていると、突然目の前に鈍い音を共に巨大な何かが降ってきた。ふむ、これは…… 「「「どすまりさだーー!!」」」 ゆっくりの群れってのはドスが登場する時は必ずこう言うのであろうか?まあどうでもいいが とつぜんのドスの登場に群れのゆっくり達も集まってきていた。 「ゆ!人間がなんの用なの!ここはまりさたちのゆっくりプレイスだよ!!」 そう言って威嚇している。 「ゆゆ!ちがうんだよどす!!」 「そうだよ!このおにいさんはゆっくりできるひとだよ!!」 「ゆ?どういうことなの?」 そうドスが聞き返したので代わりに答える。 「いやなに、最近ここらにゆっくりが住み着いたっていうからね、これはお近づきの印だよ」 そう言うと私は持っていた袋を逆さまにして中身をぶちまけた。 あふれ出るお菓子の山に集まっていたゆっくり達は呆然としていた。 「ゆ?ゆゆ??」 「おかしだ!ゆっくりできるよ!!」 「でもにんげんのもってきたものだよ!たべたらゆっくりできなくなるかもしれないよ!!」 「ゆ~でもおいしそうだよ!!」 「おか~しゃんゆっきゅりちゃべたいよ!!」 突然の出来事にゆっくり達がざわめく。ここで一斉に群がらなかったのは意外ではあった。 「ドスまりさ、私は別にお前達をどうこうしようと思ってきたわけじゃない。ちょっと聞きたいことがあるんだ」 とつぜん食べ物をくれる人間に正直戸惑いを隠せないドスまりさだが 食べ物が増えるのは正直望ましい。 「だいじょうぶだよどす!」 「さっきまりさたちもたべたけどゆっくりできたよ!」 その言葉が決定打になったのか、ドスまりさは私のほうに向かって口を開いた。 「分かったよ!人間さんはゆっくりできそうだね!皆!食べてもいいよ!!」 その言葉を皮切りに、群れ全体がお菓子の山に向かって殺到していった。 ゆっくり達の群がる山から聞こえるしあわせ~の連呼。 それを尻目に私はドスまりさに質問を始めた。 「じゃあ聞きたいんだがドスまりさ。お前達はなんでここに移住していきたんだ?」 「前に済んでいたお山さんがゆっくりできなくなっちゃんだんだよ!!」 「ふむ…それは何でだ?」 「皆でゆっくりしようと食べ物を集めていたんだけど、虫さん達やお花さんたちがいなくなっちゃったんだよ!!」 「なるほど、それでここに来たのか」 そこまで聞いて私は話す内容を変えることにした。 「ところでドスまりさ。お前はいっぱいリボンがついているな」 「そうだよ!皆が自分の命よりも大事なおリボンをつけてくれたんだよ!!」 そういって誇らしげに胸(?)を張った。 「そのリボンはこの群れのゆっくりたちのなのかい?」 「そうだよ!それだけ皆に信用されているんだよ!!」 「ふぅむ。なあドスまりさ、それは群れの皆のリボンなんだよな?」 「そうだよ!さっきも言ったでしょ!!」 ……こいつは気づいていないのか? 「じゃあドスまりさ。なんでここのゆっくり達はお前にリボンを預けているのに、リボン無しのゆっくりがいないんだ?」 「……ゆ?…ゆゆゆ!??」 ここまで言われてやっと気づいたらしい、この群れには飾りのないゆっくりが一匹もいない事に。 「どゔい゙ゔごどな゙の゙ーーーー!!!??」 その言葉を聞いて一匹のゆっくりれいむがドスに近づいてきた、このタイミングで来たってことはサブリーダーか何かかな? 「どうしたのどす!ゆっくりしようよ!」 「れ゙い゙む゙!!ごの゙り゙ぼん゙ばど゙ごがら゙もっ゙でぎだの゙ーーー!!? その一言で察したのか、ゆっくりれいむは慌てた様子だった。 「ちがうんだよどす!これはどすがよろこぶとおもってみんなでやったんだよ!!」 「ゆ゙ゔゔゔ!!?どゔじでぞん゙な゙ごどずる゙の゙!??」 尚も言い募るれいむだが横槍を入れてやる 「あーあ。可愛そうにな、そのリボンのゆっくりたちは今頃全然ゆっくりできなくなっているだなあー」 「ゆ゙ゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔ!!!??」 ドスまりさはショックで叫んでいる。さて少し様子をを見るか。ちょうど騒ぎを聞きつけたゆっくり達が固唾を呑んでいる。 ……しばらくたって叫び続けていたドスまりさがいきなり黙った。落ち着いたようだ。 さて、どうでるかな。 「ゆうう……。仕方ないね!おリボンを取られたゆっくりは可哀想だけど皆でゆっくりしようね!!」 ふむ……それがお前の答えか、ドスまりさ。 その答えを聞いたゆっくり達は安心したかのようだった。 「そうだよ!しかたないよ!」 「どすにつけるからっていったのにいやがったゆっくりたちがわるいんだよ!」 「れいむたちのリボンはあげちゃうとゆっくりできなくなるからそうしたんだよ!しかたないよね!!」 次々と言い出すゆっくりたち。 さて、じゃあ最後の仕事にかかるかな…。 「ふーん。まあいいや、ところでドスまりさ。ちょっとこっちを見てくれ」 「ゆ?ゆっくり見るよお兄さん」 そういって素直にこちらを見つめるドスまりさに 私は隠し持っていたものをゆっくりを突きつけた。 「ゆゆ?お兄さんそれは何?」 そう言ったドスまりさの声と、突きつけられたものから出た轟音は同時だった。 「ゆ゙っぎ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙っ゙ぃ゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い」 「「「「「「どずま゙り゙ざがあ゙あ゙あ゙あ」」」」」」 轟音の後には片目から大量の餡子を流して悶えるドスまりさと、それを見て混乱に陥ったゆっくりの群れだった。 別にたいしたことはしていない、ただ隠し持っていた猟銃をほぼ零距離でドスまりさの目に向かって撃っただけだ。 いくら硬い皮だといっても目は別だ、至近距離で当てれば目を突き破り中まで弾丸で抉られる。 変わったところといえばその猟銃は隠しやすいように銃身を切り詰めてあるのと、中に入っているのが対巨大ゆっくり用の 弾丸である所くらいだ。その弾丸はゆっくりの体内で反応を起こしてゆっくりの餡子をどろどろにしてしまう。 即効性が高く即巨大ゆっくりを行動できなくして、じわじわと死に至らしめる。 この弾丸、試してはいないが実はドスまりさの皮に当たっても体内にめり込んでくれるらしいので、当たりさえすればいいらしいが わざわざ目に撃ち込んだのこの方が苦しいからというのと、弾丸を撃ち込むゆっくりは大体気に食わないというだけだ。 普通ならば銃を突きつける前にドスまりさに警戒されるようなものだが、前もってお菓子を与えた事と話をしたことで ワンクッション置いてから、握手をするように銃を突きつけたことがドスまりさの判断を鈍らせることになった。 「さてドスまりさ、お前に言っておくことがある」 「ゆ゙ぎ゙ぎ゙ぎ゙ぎ゙ぎ゙ぎ゙ぎ゙」 身悶えているがこちらを睨んでいる事から聞こえてはいるだろう。 「お前は前いた山から食べ物が消えたといったな?それは間違いだ。お前達が後の事を考えずに取りすぎた結果だ」 「ゆ゙……だっ゙でだべも゙の゙な゙い゙どみ゙ん゙な゙ゆ゙っ゙ぐり゙でぎな゙い゙でじょ゙よ゙お゙お゙!!」 「それも間違いだ。お前が群れを考えなしに肥大化させずに管理していれば、その山はそんな事にはならなかった」 さらに私は続ける 「そしてお前は自分のリボンは他のゆっくりを犠牲にしたものであるにも分かったのに外さなかった。自分の群れの事しか考えられない お前達はこの山を食い尽くし、その後は近くの人里にも襲い掛かるだろう。そんな群れはここに置くわけにはいかない」 まあ他にも言いたいことはあるが大まかにはこんなものだ。 「ぞん゙な゙ごどじな゙い゙よ゙お゙お゙お゙お!!!!」 弾丸の毒が効いて動けないドスまりさが叫ぶ。 叫びながら餡子を口から大量に吐き出した。あ、なんか幻覚とかドスパークとかに使うキノコも一緒に出てる。 これで完全に危険は無くなったな。まあどのみち後は死ぬだけだが。 「お前がどう思おうと別にそれはどうでもいいんだ。問題はお前達はいずれはそうするから駆除するって事だけさ」 そう言いながら、私は用が済んだので帰り支度をする。 そうしている私の周りをゆっくり達が取り囲んだ。 「よ゙ぐも゙どずを゙ごろ゙じだな゙!お゙ま゙え゙ばゆ゙っ゙ぐり゙じね゙!!」 「「「「「「「ゆ゙っ゙ぐり゙じね゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙!!!」」」」」」」 そう言って群れ全体が波のように私になだれ込んできた。 もうドスは死亡認定かよ。 ここで反省すれば死なずに済んだかもしれないのに…。 そう思っていると私を囲んで突進してきたゆっくり達が私にたどり着く前に突進する勢いのまま倒れ込んでいった。 「ゆ゙ゔ!!ぐる゙じい゙よ゙お゙お゙お゙!!」 「どゔじでえ゙え゙え゙え゙え゙!!」 「ゆ゙ぎゅゔゔゔゔぐる゙ぢい゙よ゙お゙お゙お゙お゙お゙゙!!!!」 まあさっきあげた菓子にも当然一服盛ってある。 これも特殊なものでゆっくりのみに反応する毒らしい。 食べても普通に生活する分には問題は無いが、殺意を持った攻撃を仕掛けたりする位興奮すると反応するらしい。 それにしてもこれをくれたあの鬼意山…一体どうやってこんなものを。 そう思いながら私はゆっくりと苦しみながら壊滅するしかない群れを後にした。 私のする事はたいしたことではない。新しく来たゆっくりの群れがそこにいても大丈夫なものかを判別するだけだ。 山の生態系を再起不能なまで壊さないか、人間に害が無いかぐらいを確かめて、大丈夫ならば何もしない。 どんな群れでもとりあえず毒入りの菓子は渡しておく。 群れが心変わりした時の為の、言わば保険だ。 毒の効き目は一世代のみらしいので次の世代のゆっくりや新しく群れに加わったゆっくりがゲスだったりしたら あまり意味は無いが他の問題は別に対処する鬼意山がいるので私の考えることではない。 あくまでも私のすることは住み着いた時点のゆっくりの査定だけだ。 最近はドスのふりをした巨大ゲスゆっくりとかもいるらしいし、案外今回もそうだったかもしれないなあ。 このSSに感想を付ける
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「ゆっくりしていってね!!!」元ネタ調査レポート これは いままで だれも しらなかった ゆっくりのるーつ を さぐろうとする いまさらなきかく いろいろな ところ から じょうほうを あつめて しんそうっぽいものを つかもうとしてみよう _人人人人人人人人人人人_ > こんばんわン!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ、 ヽ _ン 人| レポーター 犬走椛 ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、rr=-, r=;ァ ハ! きめぇばかりで新聞を全く書かない例の人の代わりに i. ヽ. V ハ''" "'!ノ 仕事しました。さてさて、私はどこまで真相に近づけるのでしょうか。 ハ, )ヘ`ヽゝ、 ー=- 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! では早速初代ゆっくりスレら辺を見て行こうか。 i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ、 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン】(初代 ガ板ゆっくりスレ) 31 :水先案名無い人 :2008/02/03(日) 23 23 09 ID CubJMyq60イラスト化計画http //riceballman.fc2web.com/AA-Illust/Data/Yukkuri.html元ネタhttp //www37.atwiki.jp/aremi/pages/23.htmlhttp //listeners.peca.jp/?cmd=read page=%C7%DB%BF%AE%BC%D4%BE%F0%CA%F3%2F%A5%A2%A5%EC%A5%DFhttp //yui.cynthia.bne.jp/game/img/1202011057_0053.jpghttp //yui.cynthia.bne.jp/game/img/1202011057_0054.jpg36 :水先案名無い人 :2008/02/04(月) 00 03 08 ID krIkJhNz0 31「ゆっくりしていってね」って言うのは、誰かが勝手に考えたの?38 :水先案名無い人 :2008/02/04(月) 00 06 43 ID FvMc08lQ0なんだ、同人屋の広告の自作自演か219 :水先案名無い人 :2008/02/05(火) 04 50 29 ID uhs5og2E0 38違うぞ、 31の通りであってる。ニコニコの永井とかビビリバイオのこころんが動画配信してるpeercastってコミュニティがあってだな。そこの配信者の一人のアレミってヤツのリスナーが作って、アレミスレに投下されたのが初出。アレミがあまりのシュールさに爆笑してスレのテンプレに入れ、それがpeercastの東方配信者間で流行り、その後peercast全体と2chとに波及した感じ。 , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' さすが初代スレ。しっかり話題に出ている。 '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! これは割と色んな所で言われてる説。 i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ 早くも真相に辿り着けました。 ハ, )ヘ`ヽゝ、 ヽ _ン 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ニコニコ大百科「ゆっくりしていってね!!!とは」】 『PeerCast 配信と同人作家でもある 「アレミ」 氏のファンが作成、アレミ氏スレに書き込み、 それを東方ファンらが気に入って他の掲示板などにコピペ。信者、アンチ巻き込んでの流行となった』 …という説が有名だが、アレミ氏本人がこれを否定しており、発祥地や誕生のきっかけについて統一された 見解は未だ存在しないと言われる。 , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、rr=-, r=;ァ ハ! i. ヽ. V ハ''" "'!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ、 ー=- 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン】 230 :水先案名無い人 :2008/02/05(火) 13 40 06 ID ZNhJS28S0 219それはちゃんぽんのスレの方が先だろまずちゃんぽんスレで東方のAAが流行ったんだよそれでちゃんぽんが気に入ったの、そしてその次の日くらいにアレミって人のスレにも張られたんだよ、勘違いすんな242 :水先案名無い人 :2008/02/05(火) 13 52 07 ID ehzcNT6p0お前らちゃんぽんさんに許可取ったのかよ許可無しで勝手に使ってると出るとこ出るチリよ245 :水先案名無い人 :2008/02/05(火) 13 59 30 ID ehzcNT6p0ちゃんぽんさんのバックには1000人の信者が控えてるって事を覚えておきな , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、rr=-, r=;ァ ハ! …知らんがな。 i. ヽ. V ハ''" "'!ノ ハ, )ヘ`ヽゝU ー=- 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン】 593 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 09 56 ID 8T4TDsFE0元ネタは「一緒にお菓子をたべませんか」のAAを東方キャラで改変したのが数年前なぜか今頃復刻して「ゆっくりしていってね」となったんだろ594 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 18 22 ID wDxqEFvu0 593あーーーーそうだったなそうだったな!言われなきゃ思い出さなかったわ懐かしい , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' これはAAの元ネタの方ですな。 '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! どうやら初出はセリフが違った模様。 i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ、 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン】 595 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 23 26 ID WvnsUhK20 593しかもなぜ突然流行りだしたかも分からない。とりあえずゆっくりしてから考えるけど。596 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 29 16 ID S0A0Efiz0 593元AAの作成者ご本人さま?もしそうだったら下のこれより以前からあったかどうかと初出が何時だったのかを教えてはくれまいか495 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:04/05/20(木) 10 27 ID ??? __ _____ ______ い ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 っ 'r ´ ヽ、ン、 お し ,'==─- -─==', i .菓 ょ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | 食 子 に レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| べ を !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | ま L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| せ | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ん レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ か597 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 29 22 ID 8XWCzuGN0 595ここ最近・・・て程真新しい事でもないけど、N速+で定期的に意味不明なAAやコピペが多く見られるんだよね天狗の仕業然り 3プギャーしかりデア・リヒター最強然り598 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 31 50 ID 0ZSFV+Mm0 596こんな古いのかよw , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' 4年以上前… '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! マジですか? i. ヽ. V ハ''" "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ U ー=- 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン★2】 6 :水先案名無い人 :2008/02/08(金) 00 01 07 ID OeeUE/4Y0ナマクビのもと ,---、, --、,---, ,'ゝ-´、⌒,'´-´、_ゝ /==-- ヽヽ, 一緒に,イ 人_,\iノ人/|_入ゝ i お菓子を ヽi i.イ[) [~)アi イ.ヽ | 食べませんか |人" ∀ ".人i |ノ レ'`' -- --イ/レ'19 :水先案名無い人 :2008/02/08(金) 00 17 40 ID PxRL1a6N0593 名前: 水先案名無い人 [sage] 投稿日: 2008/02/07(木) 21 09 56 ID 8T4TDsFE0元ネタは「一緒にお菓子をたべませんか」のAAを東方キャラで改変したのが数年前なぜか今頃復刻して「ゆっくりしていってね」となったんだろ596 名前: 水先案名無い人 [sage] 投稿日: 2008/02/07(木) 21 29 16 ID S0A0Efiz0 593元AAの作成者ご本人さま?もしそうだったら下のこれより以前からあったかどうかと初出が何時だったのかを教えてはくれまいか495 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:04/05/20(木) 10 27 ID ??? __ _____ ______ い ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 っ 'r ´ ヽ、ン、 お し ,'==─- -─==', i .菓 ょ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | 食 子 に レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| べ を !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | ま L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| せ | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ん レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ か 596確かそれ文字付く前は作りかけの生首AAだったようなその人の初製作AAだったらしい身体は未だ作られて居ないって書き込んだら500越えてたのな , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' 何やら…一筋縄ではいかないようですね。 '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝU 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン】 640 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 23 15 06 ID 8T4TDsFE0 お菓子を食べませんか→ケヒヒ霊夢と言われる→霊夢を虐めよう(お菓子を踏み潰したりして泣かせる) この一連の流れはギコの女猫のなんだっけあれ、あれの虐めAA展開と似てる まあ、そういうのが2004年頃に東方本スレで流行った(東方本スレの黎明期から安定期への移行時期) そっから2chを離れ界隈でこのAAが熟成されて2007~8年にゆっくりしていってねとして逆輸入されたのではなかろうか , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、rr=-, r=;ァ ハ! わけわからん…。 i. ヽ. V ハ''" "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ U ー=- 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、rr=-, r=;ァ ハ! まぁ…知ってる人はいるけど今一歩踏み込めてない、そんな i. ヽ. V ハ''" "'!ノ 感じですね。以降はゆっくりスレでも度々同じ話題のループで ハ, )ヘ`ヽゝ、 ー=- 人| これ以上の進展はほとんど見られない状況が続きます… ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 【NEXT】
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ゆっくりの躾け方・上巻 はじめに ゆっくりを躾けるのは非常に難しい。 何故なら異常なまでに知能が低く、教えた事を三分で忘れるからだ。 比較的簡単なのはれいむ種だろうか。 知能レベルは最低に近いが、それでも根が素直なところがある。 生まれた時から愛情を注ぎ込むか、恐怖と暴力を与えればそれで済む事が多い。 逆にまりさ種は非常に難しい。 愛情を与えても、飼い主は自分を保護するためのものとしか見ず、横暴な態度は何時までも残る。 暴力で従わせようとしても、従った振りをして虎視眈々と脱走や報復の機会を窺う様になる。 また、その強い好奇心とリーダー気質から周囲の飼いゆっくりを巻き込んで悪さをする事も報告されているので手に負えない。 ブリーダーの間ではまりさを調教できたら一人前と言われているほどだ。 では、ゆっくりれみりあはどうなのだろうか。 難易度は中といったところ。頭は悪いが、他の種と違って悪知恵が働かないのはプラス要因。 毎日躾を欠かさなければ、それなりのレベルにまでは簡単に持っていける。 もっとも躾を怠れば他のゆっくり以上の早さで増長し、知能の劣化もそれに比例する。 そしてそれ以上に、ある一定以上の能力を求めるのには難しい。 何故なら持ち前の知能の低さが邪魔をし、高度な事を教え込めないからだ。 れみりあ種に高度な事を覚えこませるには、それこそ達人と呼ばれるほどの腕前を必要とする。 さて、前書きはこのくらいにしておいて、早速行動に移ってみよう。 前述の通り、初心者にはれいむ種から手を付ける事をおすすめする。 まずは固体の選別。 初心者は知能強化を施された赤ん坊を買うのをおすすめするが、野生の個体を選ぶとなるとそれなりのコツがいる。 「ゆっくりしていってね!」 初対面で上記の様な事を言ってくる固体は間違いなく知能が低い。 人間の恐怖を知らない野生の個体は、学習能力が著しく低い事を示す。 少しでも知能があれば、自分より大きい生物に対して警戒するのが当然だろう。 ついでに言えば他のゆっくりと情報交換ができていない証拠でもある。 なので上記の様なゆっくりを見つけたら優しくハンマーで潰してあげよう。 知能の低い野良ゆっくりを残しておくと、後々誰かが被害にあうかもしれない。 外出時には専用のゆっくり潰しハンマー(税込:535円)を持ち歩くのがエチケットだ。 次に選別の合格基準だが、これは方針によって異なる。 愛を与えるのなら家族がいる固体は止めた方がいい。人間よりも同族に対しての感情が強いからだ。 群れからはぐれた固体や、家族から追い出された固体なのが御し易いだろう。 そしてできれば赤ん坊がいい。成長後にその性格を矯正し、知識を与える事は難しい。 恐怖を与えて従わせるのならその逆。 家族はいい脅迫の材料になるし、見せしめにも使える。 これもやはり赤ん坊が良いし、何より長い間楽しめる。 と、言っても変異種でもない限り個体差はそこまで大きくない。 面倒だと思ったり、自分の腕に自信があったりするのならどんな固体でもいいだろう。 「……なるほどな」 お兄さんは読んでいた本を脇へと置き、透明な箱に入ったゆっくりれいむを眺める。 家の前で倒れていたのを保護し、飼ってもいいかなと考えていたところだ。 「こいつ飼えるのか? 本見た限りでは結構難しそうなんだが」 箱の中のれいむはお兄さんの考えも知らず、暢気に眠っている。 散々お兄さんに餌を要求し、満腹になったら直ぐに眠ってしまったのだ。 まあ、非常にゆっくりらしい性格をした固体だと言えるだろう。 と、その時れいむが目を覚ました。 しばらく辺りをキョロキョロとしていたが、やがて自分が知らない場所で透明の箱に入れられている事に気付く。 「おにいさん、れいむへんなはこのなかにはいってるよ! ゆっくりだしてね!」 お兄さんが声を掛ける前に、れいむは箱から出せと要求してくる。 が、そうはいかない。ゆっくりを部屋の中で放し飼いする気はお兄さんにはない。 あくまで観察したり、偶に遊んでやる程度の存在でいいのだ。 「おにいさんれいむのこえがきこえてないの? それともばかなの? れいむのいうことがりかいできないの?」 その声にお兄さんの眉が傾く。 助けてやった上に餌もやったのだが、それを忘れていきなりこれか。 お兄さんは騒ぐれいむを無視し、先ほどの本の続きに目を通す。 では実際に躾を行っていこう。 まず全体を通して注意すべき事は、ゆっくりより自分の方が上だと理解させる事だ。 これは愛情を与える場合にも必須だ。これがないと、ゆっくりは飼い主の事を便利な道具程度にしか思わない。 大事なのは懐いてないうちはゆっくりの要求を絶対に聞き入れない事。 餌が欲しい、遊んで欲しい、外に出して欲しい、などと言った要求は全て却下。 何故なら簡単に要求を呑むと、ゆっくりは飼い主を自分より下だと思い込む。 それに、飼い始めたばっかりのゆっくりを箱の外に出すのは危険だ。 何故なら十中八九部屋の中を荒らしまわるか、自分の家宣言をし始めるからだ。 調子に乗ったゆっくりを一気にどん底まで叩き落し、短期間で服従する方法もあるが初心者にはおすすめできない。 上記の様に書いたが、餌はやらないと流石に不味い。 ゆっくりは多少の絶食では死にはしないが、固体によっては絶望や思い込みで死に至るので長期間の絶食はおすすめはできない。 さて、餌のやり方だが、まずは自分の食事をゆっくりに見せながら食べる。 そして自分の食事が終わった後、食べかすや野菜クズをゆっくりに与えよう。 その際、いただきますとキチンと言わせよう。言わない様なら軽めの罰を与えていい。 そうする事によって、飼い主の方が上であるとゆっくりに教えるのだ。 間違ってもゆっくりの食事を優先したり、ゆっくりに手作りで餌を作ったりするのはしてはいけない。 そうする事によってゆっくりは増長するうえに、ゆっくりは自分に都合の良い事は中々忘れない。 少しでも餌のランクを落せば癇癪を起こし、飼い主の食事まで要求してくる事も多々ある。 大事なこの作業を根気良く続け、ゆっくりに自分の立場を理解させる事が…… 「……いかん、めんどくさそうだな」 お兄さんは本に栞を挟んで閉じ、溜息を吐いた。れいむは読書中も煩く喚きたてていたが、当然無視。 お兄さんの認識よりも遥かに、ゆっくりを飼うのは面倒そうなのだ。 もっとも生き物を飼うのは大抵面倒なのだが、生き物を飼った事のないお兄さんには分からない。 「む゙じぢない゙でえ゙ぇぇぇ」 「……まあ、やるだけやってみるか。懐けば可愛いだろうし」 それに犬や猫よりかは手間も掛からないだろうし、話し相手にもなるだろう。 そうお兄さんが考えていると、ふと周囲が暗くなっている事に気付く。 そろそろ夕食の時間か。そう思ったら腹が減ってきたので、お兄さんはれいむを無視して台所へと移動する。 「ほーら、メシだぞお」 「ゆゆっ! おにいさんれいむのためにありがとう! ゆっくりれいむにちょうだいね!」 お兄さんは焼き魚と味噌汁、そして白米をれいむの前に置いて見せ付ける。 そして透明な箱と取り去り、れいむを解放してやった。 そうすると当然れいむは飯へと急ぐが、たどりつく寸前にお兄さんの手が伸びる。 軽いデコピンによってれいむは弾き飛ばされ、勢い良くタンスにぶつかった。 そして素早く透明な箱を被せ、お兄さんは箸に手を伸ばす。 「どうじでごんなごとずるのおぉぉぉ」 「誰がお前の飯だっと言った。これは俺の飯だ」 「ゆ? おにいさんなにいってるの? それはれいむのごはんだよ?」 泣きながら喚くれいむを他所に、お兄さんは白米を掻きみ、酒で咽を潤す。やはり労働の後の一杯は美味い。 頭に疑問符を浮かべているれいむの戯言など、耳に入らぬほどだ。 「ゆゆっ! おにいさんれいむのごはんかってにたべないで! れいむはどろぼうきらいだよ!」 「だから何時お前の飯になったんだ。これは俺が用意したんだぞ」 「そんなのかんけいないよ! れいむがみつけたんだかられいむのごはんだよ!」 いかん、埒があかない。 お兄さんはそう舌打ちし、食事を中断して本を手に取る。 そもそもお兄さんが持ってきたのに、どうしてれいむが見つけた事になっているのか。 ゆっくりへの対処法 食事編……58P それでもゆっくりが食事の際に我侭を言う事は多々あります。 曰くその食事は自分のものだ、餌の量が少ない、餌の味が悪い、などと要求は多種多様です。 そういった事を言い出した場合、罰として餌を取り上げたり、次の餌を極端に少なくしたりすると効果的でしょう。 ゆっくりの知能は非常に低いですが、餌についての事は案外素早く覚えます。 不満を言ったりすれば自分の餌がどんどん少なくなり、味が落ちていく、貰えなくなると理解させるのは難しくはないです。 しかし、まりさ種の場合は飼い主の食事を横取りしようとする事も多いので、反省したから箱から出して、などと言っても無視しましょう。 また、どうしても聞き分けないのなら絶食や体罰も手です。 絶食の目安は丸一日です。一食抜いた程度では、ようやく自分の命令を聞いて持ってきたと錯覚される事も多々あります。 半端にやると逆効果になるので気を付けましょう。 体罰は頬をちぎる、もしくは針で刺す程度でいいでしょう。 それによって力の差を覚えさえ、徐々に飼いならして行くのが最善です。 あまり初期から激しい体罰を加えると、まりさ種でなくとも恨みを抱く可能性があるので注意が必要です。 「おにいさんはやくれいむのところにはこんでね! あとここからだしてね!」 「……ゆっくり、一つ聞こう。これは誰の飯だ?」 「おにいさんばかなの、なんかいいえばわかるの? そのごはんはれいむのだよ、ゆっくりりかいしてね!」 「あっ、そう。馬鹿には今日の餌はなしだ」 そう言うとお兄さんはれいむの見ている前で黙々と食事を続ける。 どおじてだべじゃうのおぉぉ、などと色々聞こえて来るが、お兄さんにはただの雑音に過ぎない。 そして全て食べ終え、ごちそうさまと手を合わせた。 「明日お前に餌をやるかどうかはお前の態度次第だ」 「れ゙い゙む゙のごはんがあぁぁぁ」 「……ほんとに飼えるのか、こいつ?」 不安を覚えながらも、れいむを入れた箱に布を被せ、押入れにしまいこむとゆっくりは寝室へと向かう。 あの調子で騒がれた煩くて寝れやしない。 明日からの躾をどうするか考えながら、お兄さんはゆっくりと眠りに付いた。 本格的な虐待……ではなく調教は次回くらいで 躾マニュアルみたいな感じ書こうとしたけど上手く書けないな…… このSSに感想を付ける